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250727 大西宇宙バリトンリサイタル@栗東芸術文化会館さきら小ホール

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大西さんが!
栗東(滋賀県)に来るですと?!

という情報を入手し、行って参りました。そんなに遠くないのよw(1時間半くらい
京都から栗東まで30分くらいだし、奈良からの時間をプラスしても知れてます。

座席数200の小ホール、全席自由席でしたがほぼ満席。まぁまぁ早めに並んだ為、隅っこの席を確保。殆どが地元の方で超アウェー感アリアリでしたが、いいんだ!歌を楽しみたい気持ちは一緒よ。

実はこのリサイタル、プログラムも事前に発表されていませんでしたが、こんな感じです。

プログラム:
ヘンデル:《セルセ》より「オンブラ・マイ・フ」
カリッシミ:「勝利だ、我が心よ」
ラヴェル:ドゥルネシア姫に想いを寄せるドン・キホーテ
”ロマネスク風の歌”
”叙事的な歌”
”乾杯の歌”

リムスキー・コルサコフ:「オクターヴ」
ラフマニノフ:「夢」
「春の流れ」

Intermission

高田三郎:「くちなし」
中田喜直:「悲しくなったときは」
小林秀雄:「落葉松」

モーツァルト:《フィガロの結婚》より
「お踊りになりたければ」
「もう飛ぶまいぞこの蝶々」
「準備はすべて整った」
ヴェルディ:《椿姫》より
「プロヴァンスの海と陸」
ロッシーニ:《セヴィリアの理髪師》より
「俺は街の何でも屋」

アンコール
琵琶湖周航の歌
ウエストサイドストーリー:「マリア、マリア、マリア」
栄冠は君に輝く

ピアノは筈井美貴さん。

字幕&対訳がないのはキツくないか?!と思ったけど、要所要所でご本人がマイクを持ち、曲について簡単な解説をして下さるお陰で、そこまで置いていかれる感じはしなかったのではないでしょうか。

大西さんのリサイタルを聴くのは2度目。前回は2023年のびわ湖ホールでしたが、その時も確かドン・キホーテを歌ってらしたような記憶が…と思ってましたが、あの時はマスネのドン・キショットからでした。

note(ノート)
231022 大西宇宙バリトン・リサイタル@滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール|ヴァランシエンヌ お友達に誘われて、実にコロナ禍以降、約4年ぶりにコンサートホールへ足を運びました。 行ってよかった、人の声ってやっぱりいいなあ・・・としみじみ感じた次第です。 大...

ロシア歌曲を持ってきて下さったのは嬉しかったですね。「春の流れ」は原題を直訳すると「春の水」ですが、雪解け水がブワ〜〜〜っと流れる感じのピアノがまた素敵でした。

後半は日本歌曲から。改めて日本語で聞き取れることのありがたみを感じました。ドイツ人がドイツ歌曲を、ロシア人がロシア歌曲を聴くとこういう感じなのかと、変なところで感心したりして。

本領発揮はオペラでしょう。「フィガロの結婚」のフィガロは、おそらく「理髪師」のフィガロとの兼ね合いで選択なさったのだと思いますが、彼の本来の持ち味は伯爵かなぁという気がします。もちろん、フィガロも上出来でしたけどね。
「プロヴァンス〜」はまあ、ヴェルディのバリトンを目指す以上は避けて通れないアリアです。フレージングも無理なく繋いでますし、ヴェルディに向いていらっしゃる、と思います。

そしてトリの「理髪師」フィガロの「街の何でも屋」!!!
さすが、実際の舞台(5月にミネソタ・オペラに出演なさってます)で歌い込んだ役ですね。一旦袖に引っ込んでから、最初の「ララララ〜」は裏から歌い、ステージの端から端までを目一杯、たっぷり使って動き回る。そして動いても歌がブレない!
ミネソタでの実演を聴かれたフォロワーさんが「最初のこのアリアで観客の心を掴んだ」と仰ってましたが納得です。
やっぱりアリア単独で存分に楽しめるとはいえ、実演をこなすことによる余裕とでも言いましょうか、一番ノリノリだったと思います(笑)

アンコールは普通では考えられないような(笑)曲が入ってます。最初の琵琶湖周航の歌は、滋賀県に因んだ曲を…ということで、急遽、前日に決められたとか。
「皆さんもご一緒に🎵」と仰ってましたし、そこかしこで皆さんちゃんと歌っていらっしゃるのがすごーい!(滋賀県民じゃないので、アウェーの私は聴く専でしたよ)

2番目の「マリア〜」は、びわ湖でのアンコールでも歌われたので、来るだろうと予想していました。もう余裕ですよね。

3番目はまさかの「栄冠は君に輝く」そうです、甲子園で行われる夏の高校野球の大会歌です。なんでもご家族が高校野球と縁が深いそうで。こちらも皆さんもご一緒に🎵コースでしたが、これは私でも一部歌えました^^

楽しいトークも随所に挟んで頂き、小さなホールで親密度の高い、贅沢なリサイタルでした。
また関西にもきて下さいね。

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この記事を書いた人

通称ヴァラリン。モットーは【チャーミングなオトナのオンナ】

還暦の足音が聞こえ始めた主婦です。
オットの定年退職を機に、2017年10月に神奈川県から奈良と京都の県境にお引っ越しして8年目。
老母のゆる介護をしながら2024.10-2025.4近畿大学科目等履修生として、司書資格取得しました。

ロシア人バス歌手アレクサンダー・ヴィノグラードフのファンサイトも運営中:) そちらもよろしくお願いします。
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A great fan of Russian Bass Singer Alexander Vinogradov & a webmaster of his fansite :)

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