【近大司書通信】図書館情報技術論レポート&試験対策|合格者が語る悪戦苦闘と学習のコツ
近畿大学通信教育部司書資格取得コースの「図書館情報技術論」について、自身のレポート合格体験記と、科目終末試験の対策をご紹介します。
*レポートおよび科目終末試験の具体的な解答は掲載していません。
「図書館情報技術論」レポート体験記
レポート提出から合格まで
私のレポート提出から合格までの道のりは以下の通りです。
- 1回目:10/1提出 → 10/27 不合格(返却日数:27日)
- 2回目:12/27再提出 → 1/24 合格(返却日数:28日)
レポート設題(旧年度)
※2025-26年度は設題が変更されています。
「レポート執筆者が考える「図書館を最大限に活用するため」または「図書館の利用を円滑にするため」という観点で着目した情報技術について、それらへの理解を深めた上で自身の意見を論じてください。」
レポート作成で苦労した点と注意点
この科目は、学習初期に提出したレポートの一つで、執筆順は3番目でした。そして、悪夢の3連続再提出のうちの1科目です。
体験して感じた「図書館情報技術論」レポートの特徴は以下の通りです。
- 返却日数が長い(私が知る限りでは最長72日という方も…)
- 「定義づけ」が明確にできていないと評価されない
- 再提出の場合、講評が2000字近くに及ぶことがある
- 科目終末試験では教科書から逸脱した設題が出ることがある
2024年度のKULeD(近大の学習システム)掲示板では、一番お騒がせな科目だったのではないでしょうか。(KULeDで「情報技術論」と検索すれば、皆さんの様々な声が見られます…)
2336文字の講評を乗り越えて
改めて再提出だった時の講評の文字数を確認したところ、なんと2336文字!2100字以内で提出した私のレポート本文より長いダメ出しに、当時は本気で落ち込みました。「もう合格は無理だ…」と。
この科目は10/27に返却されてから2ヶ月後の12/27に再提出。指摘箇所が多かったため、部分的に修正するのではなく、気持ちを切り替えて一から書き直しました。
再提出レポートも決して褒められた内容ではありませんでしたが、なんとか2度目で合格をいただけました。
※参考文献の書き方に不安がある方は、こちらの記事も参考にしてください。
→ 【近大司書通信】レポートの参考文献記入が劇的に楽になる!国立国会図書館サーチの活用
「図書館情報技術論」科目終末試験について
試験結果と出題内容
- 受験日・結果:2025年12月1日 受験 → 2025年1月9日 合格(評価:良・70点)
- 出題内容:「図書館における資料のデジタル化の目的と現状を1000字以内で説明してください」
「もしあなたが〇〇会社の担当者だったら…」といった、応用力が試される恐怖の設題が出ると聞いて戦々恐々としていましたが、幸いにも基本的な内容でホッとしました。
この設題については、「図書館情報資源概論」「図書館情報資源特論」で触れる資料のデジタル化に関する知識を応用して解答を作成しました。
2025-26年度のレポート設題について
新年度の設題をチェックしましたが、正直、より難しくなっているという印象です。テキストを読むだけの理解では、太刀打ちできないかもしれません。
対策としては、CiNiiやGoogle Scholarで関連論文を探したり、「図書館雑誌」「みんなの図書館」といった専門誌で、できるだけ新しい情報に触れておくことをお勧めします。
まとめ:難関科目を乗り越えるために
この「図書館情報技術論」と「情報資源組織論」の2科目は、レポート・試験ともに難易度が高いと感じる修了生が多いです。私も心からそう思います。
その理由として、
- 両科目とも、他の演習科目の前提条件、返却日数に時間が掛かるなどの事前情報などから、早い段階で履修・提出する方が多いこと
- 司書を目指す方に多い(であろう)「ザ・文系脳」にとって、理系寄りのITや情報技術の話がとっつきにくいこと
などが考えられます。しかし、ここを乗り越えれば、司書資格取得への道がグッと近づきます。地道な努力が必ず実を結びますので、諦めずに頑張ってくださいね💪
この記事が、皆様のレポート作成と科目終末試験対策の一助となれば幸いです。
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