【体験談】近畿大学司書コースで教育訓練給付金20%還付!申請方法・条件を徹底解説
近畿大学通信教育部の図書館司書コースを修了し、受講費用の20%が戻ってくる「一般教育訓練給付金」を無事受け取ることができました! この記事では、どんな人が対象で、どのように申請すれば給付金を受け取れるのか、私の実体験を交えながら詳しく解説します。
一般教育訓練給付金とは?どんな人が受け取れるの?
近畿大学通信教育部で司書資格取得コースを受講し、無事修了した方で、一定の条件を満たす場合、ご自身が申請することで受講費用(入学金・授業料)の20%(上限10万円)がハローワークから給付される制度です。
対象となる主な条件
- 雇用保険の一般被保険者であった期間が通算1年以上ある方(初めて支給を受けようとする方の場合。その他、詳細条件あり)。
- 以前にこの給付金を受給したことがある場合は、前回の受給から3年以上経過していること。
注意:上記は主な条件です。ご自身の状況によって詳細が異なる場合があります。
ご自身の受給資格の確認方法
ご自身が雇用保険側の受給資格を満たしているか否かは、下記URL(厚生労働省のPDF)、もしくは最寄りのハローワークの窓口で必ず事前に確認してください。
私のケース:給付金申請までの道のり
参考までに、私の具体的なスケジュールと状況は以下の通りです。
- 2024年7月25日付:前職を退職(この時点で雇用保険には約5年間加入)
- 2024年10月1日付:近畿大学通信教育部 科目等履修生として学籍が発生
- 2025年3月31日付:近畿大学通信教育部 科目等履修生、司書資格取得コース修了
近畿大学通信教育部司書コース側の受給資格
近畿大学通信教育部司書コース側で定められている、給付金対象となる主な受給資格は以下の通りです。
- 図書館司書コースを1年で修了
- 図書館司書コースを在籍延長し、2年以内に修了
- 学校図書館司書教諭コースを1年で必要単位を修得
重要:この給付金の申請は、修了後にご自身から大学へ必要書類の発行を依頼する必要があります。自動的に手続きが進むわけではありませんのでご注意ください。
【重要】ハローワークへの申請期限について
ハローワークへの申請は、原則としてすべての科目の単位修得済みとなった日(修了日)の翌日から起算して1ヶ月以内とされています。
しかし、近畿大学通信教育部の場合はシステムや案内の関係上、この原則が厳密に適用されません。私の場合は修了日が3月31日で、ハローワークへ申請に行ったのは5月21日でしたが、特に指摘はありませんでした。とはいえ、原則は修了日から1ヶ月以内ですので、可能な限り早めに手続きを進めることを強くお勧めします。時効は2年とされていますが、これはあくまで最終期限と考えましょう。
ステップ1:大学への必要書類発行手続き(私の体験談)
コース修了後、まずは近畿大学へ給付金申請に必要な書類の発行を依頼します。私の場合は以下の手順で行いました。
2025年5月8日:近畿大学 学生センターへ書類郵送
修了証書と共に届いた案内に従い、以下の3点を近畿大学 学生センターへ郵送しました。
郵送した書類(3点)
- 一般教育訓練給付指定講座修了者アンケート:修了証書に同封されていました。見当たらない場合は、厚生労働省のウェブサイト「教育訓練給付指定講座現況報告書等について」のページからExcelファイルをダウンロード可能です。
- 返信用封筒:長形3号サイズに自身の宛名を明記し、110円切手を貼付。
- 依頼書(様式自由):学籍番号、氏名、「教育訓練修了証書及び教育訓練給付金支給申請書希望」の旨を記入した書類。
2025年5月19日:近畿大学事務局より申請書類到着
郵送後、約1週間~10日で近畿大学事務局から申請に必要な以下の3点が届きました。
大学から届いた書類(3点)
- 教育訓練修了証明書
- 教育訓練給付金(第101条の2の7第1号及び第2号関係)支給申請書:
大学側であなたの氏名、生年月日、住所、受講コース名、大学名、受講開始日と修了日、教育訓練経費(実際に支払った金額)等が記載されています。内容に間違いがないか必ず隅々までチェックしましょう。 - 領収書(教育訓練経費の証明):
私の場合は、入学料20,000円+受講料125,000円(入学時に付与されたAmazon5,000円分のクーポンを差し引かれた金額)の合計145,000円の領収書でした。
ステップ2:ハローワークへの給付金申請手続き(私の体験談)
大学から必要書類が揃ったら、いよいよ管轄のハローワークで申請手続きを行います。
2025年5月21日:自宅管轄のハローワークへ
持参した書類・持ち物
- 上記、大学から送られてきた書類3点
- マイナンバーカード(お持ちでない方は、①運転免許証などの本人・住所確認書類 と ②通知カードや住民票などの個人番号確認書類 の2点が必要)
- 給付金振込を希望する金融機関の通帳またはキャッシュカード
- 雇用保険受給資格者証:退職後に失業保険(基本手当)を受給した方は持参すると、被保険者番号の確認がスムーズです。
ハローワークでの手続きの流れ
- 総合受付で「一般教育訓練給付金の手続きをお願いします」と伝えると、専門の窓口へ案内されます。
- 窓口で「教育訓練経費等確認書(両面)」を渡されるので、指示に従い記入します。不明な点は空欄にしておき、後の面談で係員の方に確認しながら記入すれば大丈夫です。
- 係員の方との面談が始まります。持参した大学発行の書類(特に「教育訓練給付金支給申請書」)の内容を一緒に確認しながら進めます。
- その過程で、「教育訓練給付金支給申請書」に自身の雇用保険被保険者番号や振込希望先の金融機関情報などを追記します。
- 係員の方が端末に必要事項を入力し、内容の最終確認を行います。
- 問題がなければ、「教育訓練給付金(一般教育訓練)支給・不支給決定通知書」がその場で発行されるので、内容(特に振込予定額)を確認します。
- 「数日~1週間程度で振り込まれますので、銀行口座の確認をお願いしますね」といった案内があり、手続きは完了です。
やったー!💰29,000円💰が振り込まれました!
手続き後、なんと2日後の2025年5月23日には、指定した口座に無事29,000円(教育訓練経費145,000円の20%)が振り込まれていました!迅速な対応に感謝です!
まとめ:教育訓練給付金の受給条件と注意点
最後に、一般教育訓練給付金の受給条件について、特に分かりにくい雇用保険の加入期間についておさらいです(※これまでこの給付金を一度も受給していない、または前回の受給から3年以上経過していることが前提です)。
- 現在お勤め中で、雇用保険に1年以上(申請が初めての方は1年、2回目以降の方は3年以上)継続して加入している方。
- 離職した方の場合、離職日の翌日から起算して、受講開始日までが1年以内であること。かつ、雇用保険の被保険者であった期間が1年以上(申請が初めての方は1年、2回目以降の方は3年以上)あること。
この「受講開始日」が、近畿大学通信の場合は学籍発生日(例:10月1日)となります。 - 近畿大学通信教育部の司書資格取得コースの場合、標準学習期間(1年)内に修了するか、在籍延長して2年以内に修了することが大学側の条件です。
重ねて注意:65歳以上の方や、雇用形態、過去の受給歴などによって条件が細かく変わることがあります。この記事はあくまで一個人の体験談として参考にしていただき、必ず申請前にご自身の状況を最寄りのハローワークに確認してください。
この情報が、これから近畿大学で司書資格を目指す方や、教育訓練給付金の申請を検討されている方のお役に少しでも立てれば幸いです。
ランキング参加してます🎵
コメント