ワクワク、ドキドキ、ときめいたと思えば悩んだり。ココロは万年乙女・アラフィフ主婦の愛と勇気と愛しい声と。

160204&07 ファウスト@エッセン・アールト劇場・・の前に、苦手なとことか予習材料とか

2016 Feb.エッセン一人旅, アレクサンドル・ヴィノグラードフ, オペラ

【それは、2009年から始まった・・】

バス歌手のレパートリーとしては外せない重要な役・グノーの「ファウスト」のメフィストフェレスを私のご贔屓さん
アレクサンドル・ヴィノグラードフが歌い始めたのは、2009年6月から。
スペインのマヨルカ島(なんとマイナーな・・)で、急に決まった話で(もちろん入念に準備はしていた)聞いた時には「ええ〜!」とびっくりしたものでしたっけ。

しかし・・
本人は意気揚々と「この役がすっごく気に入ったんだ!!」と私に熱く語ってくれたこともありますし、
当時エージェントがアップしてくれていた、ロールデビューの時の2つのアリアをブログで紹介したら、友人たちはこぞって褒めてくれたものの(今は動画がなくなっちゃったけど)
私はどう頑張っても、一向にこの作品に馴染めず・・

(私が「この作品は苦手で・・」と彼に訴えたところ
「日本にはいい映像があるじゃない!ほら、ムカシギャウロフとかレナータ・スコットが出てたやつ!!」
と強力に勧めてくれたその映像こそが、私の「ファウスト苦手」のトラウマを植え付けさせた映像に他ならないっちゅーのに^^;
まだ彼のことを知る前・・オペラ入門時代にNHKイタリア歌劇団の映像を見ながら激しく爆睡した記憶が・・すみません、本当に罰当たりなファンですぅ・・)

それでも、彼の「ファウスト」の公演がある度に「今度こそ出かけてみようかな」とは思えど、どうも(1*)私の方のタイミングが合わず、見送ってばかりで・・
今回ももし、昨年9月のブエノスアイレスでの「ドン・カルロ」のフィリッポデビューに立ち会えていたら、行ってなかったと思います。

1602-Faust-Essen-010

あの・・今は素直にかっこいいと思うの。。。

【なに!どこがそんなに苦手なの?】

グノーの耳触りの良い音楽(何度も何度も睡魔と戦ったあの日々よ。。。)
同じグノーでも、「ロメオとジュリエット」の方は2011年にスカラ座で彼がローラン神父を歌ったのをきっかけに、なんとか克服。しかしこちらは・・;

宗教色バッリバリ。私は仏教徒でゲーテの原作も意味不明だし・・
オペラ入門時代に、ケン・ラッセルが演出した「ファウスト」では、マルガリータを修道女に設定したのがスキャンダラスだった…という話を聞いて、それが何を意味しているのか、全く理解できなかったのですが、2012年にメトのライブビューイングを字幕付きで集中して観た時に、その意味がやっとわかりました。

メトの上演で演出家は「宗教色を極力排した」と仰ってましたが、私たちから見たら、充分に強いと思います。メフィストが十字架を極度に恐れたり、最後にマルガリータが正気を失いながらも祈りを捧げて天に召されるところなど、肝心の部分はわかりやすいほどに描かれていましたし。。。

その時アウトラインがつかめたことはつかめたのですが、(2*)まだよくわからなかったのが
・何故メフィストは、あそこまでマルガリータを追い詰めるのか
(聖=信仰と邪=悪魔の対比? しかも十字架を怖がっているのに、どうして教会にいるの??^^;)
・追い詰めておきながら、最後にファウストに「マルガリータと逃げろ」と助けようとするのは何故?
(助けるのではなくって、それもメフィストの策略なの?)
というとこら辺り。

メフィスト様の2つのアリア・・;
今初めて書いたけど、実はそうだったんです^^;
消えてしまったロールデビューの時のアリアの映像はともかく、2010年にマチェラータ音楽祭で歌った時のハイライト映像を見ても、どこに魅力があるのかよくわからない。
(フランス語に難点があるとしょっちゅう言われる彼の歌も未熟だと思うし・・・)

特に「金の子牛」の方は、あそこでどうしていきなりメフィストが出てきて一曲歌い、ワインを樽から溢れさせ、しまいには村人に悪魔だということがバレて十字架で退散させられる・・というのが、全くもって理解できない。宗教的知識の欠如と言われればそれまでなんですが、流れを妨げるだけじゃん・・と感じちゃうんですよね・・;

セレナーデの方は、あのけったいな哄笑がまた意味不明だし・・
で、私本当に、これでバス歌手のファンって言えるのかしら・・と、長年の悩みの種でもあったわけです。

【予習する!】

苦手だ苦手だと言いつつ、意を決して外国まで出かけていくわけですから、楽しめなかったらもったいない。
真面目に予習をしておこうと思い、改めて2つの映像を交互に見返しておりました。
一つは2004年にROHでかかったマクヴィガー演出のDVD(アラーニャ、ゲオルギュー、ターフェル)
もう一つは前出の2012年にメトのライブビューイングの映像で、WOWOWで放送されたものを録画(カウフマン、ポプラフスカヤ、パーペ)してあったので、
字幕はこの映像と「オペラ対訳プロジェクト」で劇の進行具合とリブレットのチェックをしました。

ROHの方は、表題役だけはこっちの方が断然好みなんですが、ターフェルのメフィストは全体を通じて威圧的過ぎて(決してお顔だけの問題ではないと思う)
エレガントな悪魔像からはほど遠い気がしましたし、傑作?!とも言われるヴァルプルキスの夜の場面のバレエも私の趣味じゃないなあ。

メトの方は、パーペが飄々といい味を出していると改めて思いました。パーペもターフェルも、いわゆるフランス本流のメフィストからは遠いところにいると思いますが、丹田に力が入っていてブレないパーペの方が、落ち着いて見られる(聞ける)し、ダンディに見えます。

こちらもヴァルプルギスの場面のアトミックシーンはどうなの〜?という感じでしたが、音楽の作り自体が好み(=違和感がない)なので、ちゃんと場面として受け入れることができました。

で、少しずつ音楽と劇の進行の流れがわかってきて、綺麗だな〜ここ好きかも♪と思えるところも出てきて。
例えば、2幕の最後でファウストがマルガリータを口説くところの、マルガリータの心の揺れ具合とか、結ばれたところの幕切れの音楽はすっごく官能的ですし、美しい。

それから教会の場面。これは場が入れ替わっていることもあったりですが、ここのマルガリータの苦しみは直感的に共感できるように。
対するメフィストの冷酷さも、冷酷なんだけど格好いい・・という、なんとも矛盾、倒錯した気持ちを抱かせます・・;(←メフィストの魅力ってここに尽きるのかな・・)

また、この作品をわかりやすく解説して下さっているサイトも勉強になりました。
ファウスト(グノー)あらすじ|フランスオペラの楽しみ
http://homepage3.nifty.com/operasuzume/Faust.htm
は、以前ファウスト苦手克服の為に友人が紹介してくれたサイトでしたが、その時はよくわからなかったけど、今回改めて読み返してみて、やっと理解できたかも。

その他、YTに上がっている映像もいくつか流し見してみましたが、一応楽しめそうかも・・という段階までは、なんとか持ってくことができました。

【今回のエッセンでのファウストは】

ベルリン・ドイツ・オペラとの共同制作(元は2008年にバーゼルで出ているんですが、舞台装置や衣裳はまるで別物です)で、どういう舞台なのかをDOBのサイトに上がっている舞台写真で予めチェックしておきました。
(この、3つの同じ演出での舞台の違いは感想を書いた後でまとめます)

かな〜〜り、現代的な演出っぽいけど、写真の中で雪が降り注ぐシーンがとても綺麗で印象的。
その部分だけでも楽しめるかも・・と期待半分、
メフィストは上半身裸だったり、素肌にキンキラキンのスパンコールのついたピンクのジャケットを羽織ったり・・で、胸に悪魔のタトゥー入れてる・・
う〜〜ん・・彼がこれをやるのかあ・・受け入れられるかなあ・・と、不安半分。

Faust-sample

こちらのメフィストはダルカンジェロ

そんなこんなで購入した席は、1回目(2月4日・トータルでは2回目の公演)は2Fバルコニー席右側の中央寄り。2回目(2月7日・トータルでは3回目の公演)はパルケット(平土間)の前から2列目のほぼ中央でした。

・・ここまでが、前振りです。
(すみません、既にじゅーぶん長いんですけど、私がファウストが苦手だったことを先にまとめておきたくて・笑)

続きはまた後日。。。

************************

(1*)彼がメフィストを歌ったのは今回が6回目。2009年マヨルカ島→2010年1月シチリア→同年7月マチェラータ音楽祭→2012年5月モントリオール→2014年3月アトランタ。
このうち、真剣に行くことを検討していたのは2012年のモントリオール。でも私の体調が最悪だったことと、プライベートでのっぴきならない事情が重なり断念。

(2*)当時疑問点をブログに書いたところ

メフィストが必死になってマルガリータを堕落させようとするのは、仰る通り聖(信仰)の象徴としてのマルガリータを堕落させられるか、悪魔のトップであるメフィストが神に対して「悪」x「聖」のゲームを仕掛けているということらしいです。
(メフィストの勝ちかと思いきや、結局最後は神の力で救われるので神の勝ち~)
そして、
>追い詰めておきながら、最後にファウストに「マルガリータと逃げろ」と助けようとする
のは、ファウストの生きている間はメフィストが僕になって全ての願いを叶える、という契約を交わしているからだと思います(その代り死後のファウストの魂はメフィストのもの)。

とのコメントを頂きました。なるほどなるほど・・_φ(・_・

ヴァランシエンヌ

通称ヴァラリン。モットーは【チャーミングなオトナのオンナ】 アラフィフ主婦の日常生活や年に一度?!のおっかけ旅行記その他を執筆中です。 昨年秋に10年間の公立図書館パート勤めに別れを告げて新たな人生模索中。 人生のスパイスは愛と勇気と愛しい彼の声。 ロシア人バス歌手アレクサンドル・ヴィノグラードフのファンサイトも運営中:) こちらもよろしくお願いします。 詳しくはこちら Great fan of Russian Bass Singer Alexander Vinogradov & a webmaster of his fansite :)

2016 Feb.エッセン一人旅, アレクサンドル・ヴィノグラードフ, オペラ

コメント

  1. Basilio より:

    グノーの本領は宗教音楽だという話は昔からあるようで、例えばサン=サーンスなんかは「今人気を博してるグノーのオペラなんてえのはすぐに埃を被るようになる。むしろ彼の宗教音楽こそは傑作として永遠に演奏され続けるだろう」的なことを言っていたというのを何処かで読んだ覚えがあります。彼のオペラは『ファウスト』のほか『ロメ&ジュリ』、『ミレイユ』、『血まみれの修道女』の3作を聴きましたが、いずれも確かに合唱なんかでコラールを思わせる優れた曲がありましたし、眠気を誘うぐらいの耳馴染みの良さと言うのはそういうところにもあるのかもしれません(笑)

    ただ、僕自身はこの作品を――ヴァラリンさんが深く丁寧に考察してくださった手前、薄っぺらで大変恐縮なのですが――、ゲーテの『ファウスト』第1部の道具立てを借りた大衆娯楽芝居だと理解しています。なので十字架や悪魔、救済といったキリスト教徒の心を擽るキーワードは出てきますが、個人的にはそれらは例えばヴァーグナーの諸作のように考え抜かれた象徴的な事物というよりは、単なる道具立て、スパイスに過ぎないものなんじゃないかなと。じゃあ聴衆がそのどこに熱狂するのかと言われれば、それはもっと単純で俗悪で、例えばファウストのスタイリッシュな高音だとか、金の仔牛のロンドの圧倒的な悪の魅力であるとか、宝石の歌での華麗な装飾技巧であるとか、お涙頂戴のヴァランタンの死だとかそういう場面場面のカッコよさっていうものに、或意味で刹那的にあんまり考えずに反応しているんじゃないかなと。悪く言っちゃえばロジカルな脈絡なんてなくて、その場が盛り上がればいい(笑)そういう意味では、カッコいいだけ、美しいだけで中身なんてないんですよね、でもそんな音楽もあっていいし、そういうところが今も大衆の嗜好を擽るのか、結局好事家サン=サーンスの読みは外れて、21世紀の現代に於いても「グノーと言えば『ファウスト』」な訳です(まあ捻くれ者の彼の場合、さっきの発言は純粋な批評と言うよりは、流行りまくるグノーへのやっかみもある気がしますがw)

    全くの余談になりますが、『ファウスト』に限らず、グラントペラやオペラコミーク、オペレッタといった垣根なく、仏もののオペラと言うのはそういった大衆趣味、俗悪さがあってなんぼというか、そういったすっからかんな感じ、空虚さがむしろよさなんじゃないかなあと感じている節があります(除くベルリオーズ。だから彼のオペラは敬遠されたんだろうなあなどと)。そうでなかったら前半しかないファウストとか復讐してそのまま生き延びるハムレットとかそういうバカバカしいものが生まれる筈ないんですよね、でもそういうところが仏ものの愛おしいところでもある。また、その俗悪さやバカバカしさがあるからこそだと思うのですが、旋律がものすごく優美で耳馴染みがよく、洗練されていて、キャッチー。そう考えると仏ものはベル・カントやバロックとの方が親和性が高いように思います(仏ものとベル・カントとバロックで活躍している歌手って結構被っているのも示唆的なような)。もっと言っちゃえば歌舞伎にも近いところがあるような。人々をびっくりさせるケレンや涙なみだの芝居で見せる歌舞伎と、筋はともかく華麗な技巧を駆使した狂乱で魅了するベル・カントと、ストレートな美しさや洗練された趣味でカッコよく聴かせる仏ものと、いずれも筋の荒唐無稽さや意味のなさはあった上で、それとは違う魅力を出しているんじゃないかなと。
    とはいえ、ヴェルディのように人間の魂を削りだしたドラマに主眼が置かれている訳でも、ヴァーグナーのように思想性や音楽性に立脚している訳でもないので、そういったものが重要視されて行った時代に仏ものが忘れられたのは理由のない話ではない気がします。ただ僕なんかはヴェルディも、最近はヴァーグナーの魅力もわかるようになってきましたが、全部それだと疲れちゃうし、ときどき仏ものやベル・カントのすっからかんな楽しさが戀しくなったりします。

    仏もの大好きなので長広舌垂れまして失礼しましたが、『ファウスト』が苦手だったヴァラリンさんがどはまりした舞台、どういう仕掛けが来るのかとても楽しみです^^
    少なくともヴィノさんはターフェルやパーぺよりはメフィストに合ってると思いますし(近年のターフェルは彼本来のよさを逸脱したが鳴りが多くて本当に残念です、このメフィストをやるぐらいならもっと彼に合った仏ものの役はいくらでもあるでしょうに。パーぺは歌がうまいのは確かなのですが、硬質で明るい声がちょっとこの役の好みから外れるんですよね)、録画や録音をして呉れないだろうか。。。

    • Basilioさん:

      お待たせしました^^; 読み応えのあるコメントありがとう。

      >ロジカルな脈絡なんてなくて、その場が盛り上がればいい(笑)
      >そういう意味では、カッコいいだけ、美しいだけで中身なんてないんですよね、でもそんな音楽もあっていいし、

      実は彼様がメフィストを歌い始めたころに、同じ趣旨のことを「ファウスト」好きの友人(某バス歌手のファンでもある)が嘗て私に話してくれたことがあるのです。

      「単純にデレデレできる役だよ、好きな歌手のフィリッポやボリスを聴くのは大きな喜びでもあるけど、同時に苦しくもあるからね・・グノーの旋律は軟派で軽薄だけど、でもそういうのもあっていいんじゃないかと思うの」

      というようなことをね。彼女から実に多くの「バス歌手のファンの心得^^;」を学んだと今更ながら思っています。

      彼様がメフィストを歌い始めた年は、私にとっての宿願だったショスタコ13番を歌い始めた年でもあって、その頃は硬派バリバリの13番のことしか頭になかった。もちろんその年の遠征は13番で即決だったしね。

      私の嗜好は実にはっきりしていて、端的にいうと骨太でどっしりしたものが好きなんです。絵画も印象派(も好きだけどね♪)より表現主義だったりとか、もっと極端な例を挙げると、お寺とか仏像も平安期のものよりも、もう少し時代が下がった白鳳時代のものとかね。

      そんな私ですので、いわゆる「チャラい^^;」感じのグノーはどうもね・・と、無意識のうちに遠ざけていたふしはあります。

      >仏もののオペラと言うのはそういった大衆趣味、俗悪さがあってなんぼというか、そういったすっからかんな感じ、空虚さがむしろよさなんじゃないかなあと感じている節があります

      そーなんだよね、カルメンなんてその最たる例だと思うし、ある意味私の趣味嗜好から仏ものは最も遠いところにいるのかも・・とも思うんですが、なんせ彼様は「もっとフランスオペラのレパートリーを増やしたい」とも言ってるし。。。

      なので、彼が歌わなかったら多分手を出してない分野でもあるんですけど、まあ巡り合わせでしょうねえ。
      でも一度壁を越えてしまえば、なんだかんだと文句を言いつつ?!長く付き合えそうな作品たちだな、と思うのですよ。
      (エスカミーリョもほんと、薄っぺらい紙みたいな男でやだあ〜って言ってたんですけど、今では抵抗なく聴けるようになりましたしw)

      >筋はともかく華麗な技巧を駆使した狂乱で魅了するベル・カントと、ストレートな美しさや洗練された趣味でカッコよく聴かせる仏ものと、いずれも筋の荒唐無稽さや意味のなさはあった上で、それとは違う魅力を出しているんじゃないかなと。

      これも仰ることはわかります。
      で、前にギョーム・テルの時にも話したかもしれないけど、多分私、オペラに筋立てから入っていくタイプで、ドラマの流れとか小さな矛盾が気になるんですよ。
      それを言ってしまったら、どんなオペラにも思いっきり矛盾があるんですけど、そこを凌駕できるだけの音楽があれば、気にならなくなる・・つまり自分好みの音楽であってほしいというか。

      オペラは一人で出来るものではなく、演出、オケ、指揮、そして共演者・・実はこれが私にとってはかなりウェイトを占めていて、共演者が好みに合ってないと、いくら彼だけ良くてもちょっとしこりが残っちゃうんですよ。その最たる例が昨年のアレコ/フランチェスカ〜だったんだなあと、今年の「ファウスト」を見て思った次第です。

      というわけで、今本編を鋭意制作中?!ですので、もちっと待っててね^^

  2. Basilio より:

    いえいえ、丁寧に返してくださってありがとうございます。

    >端的にいうと骨太でどっしりしたものが好き
    >いわゆる「チャラい^^;」感じのグノーはどうもね
    ヴァラリンさんがヴァーグナーやR.シュトラウスからはいったのも含めて、とても納得しました(笑)
    メフィストやエスカミーリョもそうですが、そういう意味ではグノーに限らず、ふわっふわなのが、前コメでも書きましたが仏ものの特徴だと思うので、そういう意味では仏ものは対極にありそうな気がしますね(除くベルリオーズ笑。サン=サーンスもかな。余談ですが、小さい役ながらヴィノさんはベルリオーズの『ベンヴェヌート・チェッリーニ』の教皇とかやったら凄くいいかもと思ったりします)。

    >カルメン
    は、ふわっふわにも演奏できるけど、ドラマティックにも演奏し得るから生き残ってるのかなという気もします。エスカミーリョはふわっふわですし、俗悪なのも確かですけどねw
    カルメンとジョゼとに限るなら、「ドラマティックな人間造形」みたいなのが可能な役だと思うのです。

    >でも一度壁を越えてしまえば、なんだかんだと文句を言いつつ?!長く付き合えそうな作品
    一世を風靡してる作品、そして今も生き残っている作品にはやはりそれなりの魅力があるということなんでしょうね^^私にとってはヴァーグナーがそんな感じのところがあります。プッチーニはいまだによくわからないですが^^;

    >多分私、オペラに筋立てから入っていくタイプ
    先ほどのお話を伺う限りこれもとても得心が行きます。逆に自分は「なんかわからんけどかっちょいー!」からオペラに入った身なので、そのあたりかなりルーズで^^;筋が全く分からなくても雰囲気で楽しめてしまうので^^;

    >オペラは一人で出来るものではなく…
    よく言われる話ですが、総合藝術ですからね。
    ここはいいのに!こっちはなんで!みたいなのがたくさんある。まあそういった中から気に入ったものを探していくのもまた楽しくはある訳ですが^^

    • Basilioさん:

      そーなの、骨太好きなオンナなの(笑)
      (だから骨太なバスの声が好きなわけよw)

      レポの方にも織り交ぜてますが、今回の「ファウスト」がツボにはまった一番の理由は、もしかしたらオケがガンガンに鳴っていて、まるでワーグナーwのような響きで聴けたから・・ってことかもしれません。
      そこらへんはさすがに、ベルリンやドレスデン等、メジャーな劇場には一歩譲るかもしれませんが、さすがにエッセンもドイツオケなんだなあ〜〜〜って思いましたから。ドイツでこの作品を観られたことは、私にとってはプラスばかりだったかもね(笑)

      だからそういう意味では、本当の意味においてフランスものを会得した・・とは言えないかもね💦

      >なんかわからんけどかっちょいー!」

      これは大事です!!私も雰囲気に酔っちゃう時もありますし(この「ファウスト」はまさに雰囲気に酔ったと思うw)
      好きなものをああだこうだと理屈づけるのって、ほんとは野暮な話だなあ〜〜とも思うんですけど、理屈というよりも私の場合、本能と理性のせめぎ合いの狭間で彼の応援をしているようなものなので、本能のまま突っ走らないように・・という、一種の掛け金みたいなものです、はい。。。

  3. 娑羅 より:

    なるほど~、ヴァラリンさんはいつも深く読み込まれるから、納得できないと「苦手」になってしまうのかもしれませんね。
    私は音楽が好みだったら、ストーリーはあまり気にしていないのかも(^^;)

    イタリア歌劇団来日公演の「ファウスト」、あれは私大好きですよ!
    ギャウロフのメフィストが本当に品があるし、もちろんクラウスも。
    昔の歌手の皆さんから漂う気品は何なんでしょうね。すごいです。

    余談ですが、このビデオのバレエシーンに出ている今は亡き有馬五郎さん。
    子供の頃出たバレエ発表会、有馬先生の振付だったんですよ(^^)

    • 娑羅さん:

      前にもどこかで書いたかもしれないんですけど、多分ねえ、私、もともと音楽的な素養が全然ないので💦そっち(ストーリー)が気になっちゃうのかも。
      でもまあ、どっちから攻められるのもオペラの良さだなあと思います。

      >イタリア歌劇団来日公演の「ファウスト」、あれは私大好きですよ!

      そうそう、娑羅さんがそう仰っていたのも頭の片隅にあったんです。今回のレポを書き終えたら、もう一回真面目に見てみようかな〜と思ってるんですが。。。
      娑羅さんとも縁のある有馬先生も拝見してみなければっ(`・ω・´)シャキーン)

      >昔の歌手の皆さんから漂う気品は何なんでしょうね。すごいです。

      これはね・・私もいつも感じます。イタリア歌劇団の映像は、演奏の好みはあれども、どれを見てもそう感じますね。最近はYouTubeで古い映像がいろいろ見られるのも、ありがたいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

Time limit is exhausted. Please reload CAPTCHA.