夕飲み♪

画像も何にもないのが残念ですが;;
職場近くのビジネスホテルで、夏の時期はビアガーデンをやってます。去年の同じぐらいの時期に初めて連れて行ってもらったのですが、夕方5:30から制限時間は90分。
早番で終わったときは楽勝で間に合いますし、遅番の時の勤務時間終了の頃にはすでに出来上がっているという開放感がたまりません(笑)

そんなわけで、仲良しの同僚数名と一緒に、今日の仕事終了後、いそいそと行って参りましたわ!もう、ほんとに楽しかった〜〜〜!

モルツの黒ビールのジョッキ3本を、夕方の早い時間から空けてしまうなんて、なん自堕落。
会社の宴会って、強制されると全然面白くないですけど、
こういう少人数での自主宴会(笑)って、本音トークも聞けちゃったりして、なかなか愉快でもあります。

そんな感じで、7時過ぎには既にお開き。ジャンキーフードでお腹もいっぱいになったし(1)
主婦にとってはいいことづくめの夕飲みビアガーデンタイムでございました。飲んで帰宅するおじさん達の気持ちがちょっとわかった気になってます^^;

仕事が終わって5:30から気の合う同僚とビアガーデン。遅番での帰宅時間と同じ時間に、既に黒ビール3本で出来上がった状態ってのがめっちゃ解放感!
— ヴァランシエンヌ (@v_valencienne) 2014, 7月 3

今シーズン中にもう一度ぐらい、行っておきたいな♪

140528 ドン・カルロ@ベルリン・シラー劇場

いつ完成するのー?(笑)

現在改装工事中で、完成はいつになるのか全くメドの立っていない^^;ベルリン国立歌劇場に、私が初めて行ったのは2004年の7月。その時見たのが新演出だった【ドン・カルロ】でした。

この上演に接したことがきっかけで、この劇場に関心を持つようになり、今に至るわけですから、この 【ドン・カルロ】はいわば私の原点。
これを見ていなかったら、私がこんなにしげしげとベルリンに何度も足を運ぶこともなく、あの人(笑)にもあそこで出会うこともなかったでしょうから。

そんな思い入れのある、10年ぶりの 【ドン・カルロ】…

10年経ってもやっぱり優れた舞台だと思いました。前日の「ドン・ジョヴァンニ@ベルリンドイツオペラ」はごちゃごちゃ騒がしい舞台だったけど、こちらは本当にシンプル。あれは、違う意味でもやめられないんじゃないかしら。なんせ、テーブルと椅子だけで全幕通してしまうのですから…

シラー劇場のドンカルロ終了。10年前初めてベルリンに来た時に観たのがこのプロのプレミエ、怒号と喝采が入り乱れて本場の凄さを肌で感じた時。ミニマムの極みとも言えるシンプルな装置で登場人物の心理状態を伝える。10年経っても根っこは変わっていない。弦楽器の甘美な調べに何度も落涙。
— ヴァランシエンヌ (@v_valencienne) 2014, 5月 28

この演出には問題になる場面が一カ所あります。
2幕終了間際の異端審問の場面。舞台前方に、手足をロープでくくられ、(足のロープは、天井から吊り下ろされています)全裸の男女が数人横たわり、
途中で、異教徒達はガムテープで口を塞がれ、フィリッポの手下の男性達からガソリン?(灯油缶に入った液体)をかけられ、最後には逆さ吊りになってしまう…というところ。

プレミエの時はちょうど、米兵がイラクに駐留しイラク軍捕虜に対する虐待問題が勃発した時期と重なっていた為、時流に乗ったアイディアだとも揶揄されたり、逆さ吊りになる人たちがかわいそう、とか、残酷過ぎる、等、色々物議を醸してました。その為、2幕終了後は怒号と喝采が入り乱れて大騒ぎ。途中で帰ってしまう人もいましたし。

しかし、あれから10年。さすがにベルリンのお客さんももう、これしきのことでは?!驚きもしませんし、怒号も飛びません。ただ、やはり初めてご覧になったらしき人たちからは、何となく戸惑いの拍手が聞かれましたけど。

とにかく、当時はものすごいセンセーショナルだったと思います。センセーショナルとい言う点では、前日のDOBのドン・ジョヴァンニだって凄いと思います。その時のトレンドとでも言うのかな・・

でもやっぱり、このぐらいの年数が経ってみて、更に真価が伝わることもあると思いました。こちらは10年経っても、陳腐化してないと思います。今の流行とは明らかに一線を画していると思いますが、今観ても古くささは感じられませんでしたし。まあ、私の思い入れが深い故かもしれませんが。

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歌手も当時からフィリッポを歌っていたパーペを含めて、何度かリンデン→シラーで聴いたことがある人をはじめ、ゲストシンガーのカルロが大当たり。

確かファビオ・サルトリだったはずだけど、それにしては普通の体型(失礼^^;)だな〜〜と不思議に思い、
幕間で名前を確認したら、今年新国でドンホセを歌ったガストン・リベロでした。あの時は可もなく不可もなくと言う感じでしたが、カルロには適役。カルロは脆弱ではあるけど、タイトルロールですから、存在感が欲しいですもん。

ルネ・パーペのフィリッポだけが、10年前のプレミエ時と同じキャスト。あの時の印象を転記してみましょうか。全文は→→→

フィリッポを歌ったパーペ氏。この劇場の看板バス歌手でもある彼ですが、彼は新しい、現代のフィリッポ像を作り上げたと思います。あくまでも冷酷に、冷たく、クールな感じで、そのくせ弱さも露呈する・・ 
演技の面では、カルロから首元にナイフを突きつけられた時の表情と、『独り寂しく眠ろう』の前の、後味の悪さの『歌ってない時の』表現が特に見事でした。 歴代のフィリッポ歌いに比べると、ちょっと音域が高いかな?と思うのですが、硬質の声と現代的な歌い回し+役作りがよく合っていて、聴き応え、見ごたえ充分でした。遠目で見ると、若き日のF=ディースカウ氏に何となく似てるような気が(^_^;)スーツもよくお似合いでした^^

…あれから、パーペは何度フィリッポを歌ったのかしら?
ここ数年、彼の歌唱は以前よりも力が抜けた感があって(声のピークが過ぎているんじゃないか?とも耳にしますが)私は悪くないと思います。
でも、あの時はエボリとの濡れ場も、やりきれなさでいっぱい感アリアリだったのが、
今回は…枯れた男の哀愁が感じられました。そこに時の流れを感じた次第です。

ロドリーゴを歌ったアルフレード・ダザ(来年5月の新国「椿姫」に出演予定。新国のプロフには「ベルリン・ドイツ・オペラのアンサンブル・メンバー」と記載されてますが、シラー劇場(=ベルリン州立歌劇場)の間違いだと思います)も何度か聴いてますが、
なりふり構わない系の歌いっぷりが、意外とこの役にマッチしていて、特に辞世の歌のところではウルウルしてしまいました。新国では多分、彼の声は良く響いて聞こえるんじゃないかしら?

もう一人、意表をついた大当たりで、終始ウルウルさせられてしまったのが、エリザベッタを歌ったアンナ・サムイル。
彼女も何度も聴いているんですが、ほんとにあか抜けなくて、声だけは大きいんだけど歌が大味だし、映像で観たタチヤーナなんかはまだ良かったけども、
年末にTV放送されていたスカラ座の「かみたそ」でのグートルーネには辟易してしまい、今回もどうなんだろうーー;と殆ど期待してませんでしたが…

歌の未熟さが決してマイナスにはならない(と私は思っている)エリザベッタという役には良く合ってました。パーペとのコンビネーションも良かったですし、相対するカルロへの未練タラタラ感も巧く表現していたと思います。
エリザベッタの4幕冒頭のアリア「世のむなしさを知る神よ」で落涙したのは、初めてです。その場の雰囲気にも惑わされてしまったかもしれませんが。

逆にちょっと、ちょっと…と思ってしまったのが、エボリを歌ったマリーナ・プルデンスカヤ。超スレンダーで美人、黒いタイトスカートにハイヒールが良くお似合い・・・なのに、身のこなしが悪すぎます;;
この演出、テーブルが舞台になっているだけに?!食事のシーンが冒頭と2幕の異端審問のところで出てくるんですが、

エボリはちょうど、テーブルの短い部分に座っているので、客席からだと彼女の横からのお姿が見えるわけです。
その角度からだと食べるときの仕草が、あまりにも品がなく見えてしまい
(テーブルに顔を近づけて食べ物を迎えに行ってしまうのは、あり得ないと思うんですが、誰も指導する人がいなかったのかしら><)
一気に引きました・・・;;

しかもアンナ・サムイルがビックリするほどエレガントに変身していたので、尚更彼女の野卑な仕草が目についてしまいました・・・
いくら美人で歌もそこそこ歌えても、あの身のこなしでは魅力が半減しますよ。。。

オケには満足。プレミエ時のファビオ・ルイージ程ではないけど、イタリア人らしいキレで上手くドライブしてました。甘美な調べも随所に感じられ、落涙することも多かったですし;;
もしかしたらここのオケは、この作品とはとりわけ相性がいいのかもしれません。

で、まあ、これに尽きるということです↓

久々にリンデンらしさを感じた。ちょっと大変な旅程だけど、ベルリンに来て本当に良かった。友達とも沢山話せたし、充実の1日。明日(今日)は移動日だけど、本当にちゃんとたどり着けるか不安(>_<)
— ヴァランシエンヌ (@v_valencienne) 2014, 5月 28

幕間のブレッツェル&アプフェルザフト。
シラーのブレッツェルはバター入りで激ウマ!

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2014年5月28日
ドン・カルロ@ベルリン・シラー劇場 1F6列目中央で鑑賞

MUSIKALISCHE LEITUNG Massimo Zanetti
INSZENIERUNG Philipp Himmelmann
BÜHNENBILD Johannes Leiacker
KOSTÜME Klaus Bruns
LICHT Davy Cunningham CHÖRE Martin Wright

PHILIPP II. René Pape
DON CARLO Gaston Rivero
MARQUIS VON POSA Alfredo Daza
DER GROSSINQUISITOR Rafal Siwek
EIN MÖNCH Jan Martiník
ELISABETH VON VALOIS Anna Samuil
PRINZESSIN EBOLI Marina Prudenskaya
TEBALDO Sónia Grané
STIMME VON OBEN Adriane Queiroz
GRAF LERMA | EIN HEROLD Stephen Chambers

なかなか先に進めずにいます(^^;

今回こそはさっさと旅行記を書いて・・と思っていたんですけど、
10日前に★ここ★でちょっと触れた、主人の叔母が亡くなりました。

肝臓がんが見つかってから、闘病生活は僅か2ヶ月。あっという間に旅だってしまいました。86歳でしたから、天寿を全うした…といえばそうなんですけど。
叔母とは主人と結婚してからの20年弱のお付き合いでしたが、色々ありましたけど、
やはり、身近な肉親の死は悲しいです。天国で安らかに眠れますようにと願ってやみません。

叔母は独り身だったので、主人の実家(=叔母の実家にも当たる)の近くに一人暮らししていたんですが、
葬儀の手伝いやら片付け、その他諸々のすべきことを、主人の兄姉たちと相談しながら
一つ一つこなして。

慣れないことの連続で、私も主人も疲労困憊、葬儀から一週間経過した今でもまだ何となく、疲れが残っています。

そして、こんな時に限って(^^;
ヴィノグラードフのスケジュールも、色々追加事項が重なったりとか
来日公演の切符も先行販売が始まったりとかで、もうもう、心が忙しくって;;
彼氏が早く夏休みに入ってくれないと、私もゆっくり旅日記が書けませんわ^^;

そんな中、ツイートばっかりに走っていたんですが、やっぱりもっと落ち着いてモノは書くべきだと、つくづく思う今日この頃。
手書きしたい〜〜と思って、万年筆買ってきたりとか(笑)私も色々試行錯誤(=右往左往^^;)しています。

というわけで、7月に入ったらもう少し更新できるかな?と思ってます。
待って下さっている方もいらっしゃいますし(ありがとうございます〜!)
自分の為にも、なんとしても書き上げたい旅の記録ですので、今暫く時間を下さいませ。

良い週末を:)))

140527 ドン・ジョヴァンニ@ベルリンドイツオペラ

ヘルシンキを出発するのが20分ほど遅れた為、ホントならば18:00ちょっと前に到着するはずが、
テーゲル空港に着いて空港を出たのが午後6時25分過ぎ。7時からの開演に間に合うかどうか、微妙だな~~と思っていたのですが、
タクシーで15分ほどの距離にあるドイツオペラ、素晴らしすぎます!
定時で飛んでいてもギリギリになるのはわかっていたので、ドイツオパーに一番近いホテル ibis Styles Berlin an der Oper 
を予約しておいて正解。チェックイン→着替えて→走って400mほどの、はす向かいのドイツオパーに着いたのが5分前。

チケットも、そのときの状況にあわせようと思って買っていなかったので、滑り込みで窓口に駆け込みました。

上の方の安い席でもいいかな・・と思ってたのですが、せっかく来たのだし、上から2ランク目の72ユーロの席で空いているところを教えてもらうと、平土間の13列目の左から7番目なんかどう?と勧められ、その席を購入。

クレジットカードで決済してもらうと「あら!あなた前にも何回か来ているのね!!」と、窓口の女性に言われました。以前はネットでチケット購入したんですが、顧客情報、残っているのね(^^;
「はい、急いでね~~!」と言われて走って席へ向かったものの、うろ覚えなので該当の入り口がどこなのかわからず、結局係員の男性を捕まえて、教えてもらいました。
13列目に辿り着くと、端から5番目辺りに一人男性が座っていて、その向こう側2席が空いていたので「ああ、あそこが私の席ね」と思ったんですが、ギリギリの時間に駆け込んで「すみません~~」と行くのもなんだなあと思い・・
とりあえず一番端に座って、もし後から本来ここの席の人が来たら、動けばいいか、ということに^^;
いやはや、慣れって恐るべし。こんな綱渡り的なこと、観劇旅行を始めたばかりの頃には絶対にできなかった荒技です。
この劇場の平土間で見るのは、かれこれ10年ぶり・・かな?2004年の年末に、ここに初めて来た時には、ホテルのコンシェルジュに取ってもらったので、確か前から6列目辺りの真ん中だったとおもいます。でもその時どう見えていたのかは全く記憶に残っておらず;;
その後数回とも、全て上の方から見ていたので・・
この劇場、視界はどこに座ってもそれなりにいいんだな・・と思いました。上の方が結構快適なので、上からばかり見てましたけど、
平土間でも傾斜がしっかりついているので、ちゃんと全体が見渡せます。そういうわけで一番左端からでしたが、見切れる所も殆どありませんでしたし、視界のストレスは殆ど感じませんでした。
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この演出は2010年(だったかな?)に新演出され、プレミエ時に舞台上の事故により、ダンサーの一人がが奈落へ落ちて亡くなった・・という、曰く付きの舞台。舞台写真を見ても殆どモノトーンで暗いし^^; まあ、見てもあんまり楽しい演出でないことは、ある程度織り込み済みでした。
タイトルロールは、プレミエ時にもタイトルロールを務めたイルデブランド・ダルカンジェロ・・・のはずだったんですが、急病によりキャンセル。
私は一度も当たったことがなかったですし、今回楽しみにしていたので残念でした。
彼は前日の「ファウストの劫罰」のメフィストも歌う予定だったんですが、この期間の公演は全てキャンセルし、休養に充てたとのこと。大事ないといいのですが・・
代役はMark Stone。初めて名前を聞いた若い方でしたが、ハイバリの美しい声で、難しい演技もこなしながら、体当たりでよく頑張っていたと思います。彼に関しては充分満足できました。
(5月27日のみ彼が代役で、後の公演はカルロス・アルバレスが歌ったとのことですから、それを知ってしまうとちょっと残念・・;)
では、ダルカンジェロやアルバレスが歌っていたらこの舞台の印象が変わったのか?と尋ねられたら、それはNO!でしょうね。
結論から言うと、大嫌いなタイプの演出。意味不明で暴力的でちっとも美しくなくて。
確かにキケンもいっぱいで、こりゃ死者が出ても不思議じゃないわ・・とハラハラしながら見たシーンも多数。特にドンが地獄落ちする直前の、騎士長とのやり取りとところなんかは、
ドンとその分身?手下?(これがまたよくわからない・・^^; ドンが歌っている時には、常に何人かの分身がつきまとっていた。これがダンサーの役割)
が、幅の狭いテーブルの上に多数乗っていて、癇癪持ちのようにぶるぶる震えたり、悶絶しながら互い違いにそれらが上下する(多分、5~6mは上下していたと思う)もんですから、見てて怖かったです;;
…事故があっても、この辺の演出は手を抜かないわけね(^^;
舞台上に黒いゴミ袋が散乱しているシーンがあったんですが、あれは一体何だったのか??? ドンが途中で、客席にイエローカードを一枚ずつ放り投げるんですが、あれも一体何??
SMプレイっぽいところもあったり
(ドンが上半身裸で、鞭を振り回しながらSっぽい性格を醸し出している・・ってのも、新しい解釈のようでいて全く新しくはないと思うのよねーー;)
半裸の男性達が沢山出てきて、大きな円錐状のものを汗だくになりながら押し回したり・・なんか、強制労働みたいで嫌だわ~~と思ったり。

唯一面白い!と思ってクスクス笑ってしまったのが、石像とドン&レポレッロのやり取り。石像は客席(平土間の10列目よりかは前辺りの、真ん中辺りと推測)から二人に声をかけ、ドンとレポレッロはせり出し舞台を歩きながら、二人で懐中電灯で探す・・というくだり。
これは効果的だったと思います・・が、実はこれ、嘗て心酔していた(笑)ベルリン国立歌劇場の「コジ」でこのアイディアはやっているんですよね・・

そんなわけで、なーんか、どっかで見たことのあるような演出の切り貼りで、既視感もアリアリね・・ふーん・・と思って見ていたんですが、最後の最後でどんでん返し。
ドンが死んだあと、ドンと分身、そしてレポレッロが、むくっと起き上がって、舞台後方に下がって行く。音楽はそこで終わり。
・・・つまり、ドン亡きあと、残りのメンバーで歌われるべき重唱をズバッとカット。最初、戸惑い気味にぱちぱち・・と聞こえた拍手が、あ、そういうこと?と気がついた後では、怒濤の拍手に変わりました。
はあ~~~なるほどね・・そういえば、途中の重唱部分(ドンに変装させられたレポレッロが皆にばれて袋だたきに遭う所)で思いっきりブーが飛んだんですが、あれ(重唱としての体を成していなかったといえばいなかったのでね・・;)下手だからブーしたの?と思ってたんですが、
もしかしたらあのお客さんは、既にこの演出を見ていて結論を知っていたので、重唱そのものに対してのブーだったのかもしれない・・とも、思ったわけです。
カーテンコールでの一番人気は、レポレッロを歌ったアレックス・エスポジート。まーよく動くこと動くこと。
「カタログの歌」は腹筋に腕立て伏せしながら歌うわ、舞台の端から端まで全力疾走しながら歌うわ、それはそれはすばしっこい。よく体力あるわね~~と感心することしきり。
で・も・ね。
私はオペラを見に(聞きに)劇場に来ているわけです。歌付きのアクロバットが見たいわけじゃないの。
オペラはクラシックですから、その枠…というか、ボーダーラインが私の中にあるんです。歌い崩したり、♪を飲み込んだり、過剰な表情付けは、特にモーツァルトでは御法度でしょう・・
私のその枠を、彼は完全に超えてしまっています。
演出家の難しい要求によく応えていると思いますけど、大げさに動くから演技達者だとは私は思わないのです。ゴメンなさいね~
そんなわけで、もしかしたらその場にいた中で、一番冷めた目で彼を見聞きしていたのは私かも・・
でも、お客さんは彼に大喝采を送る・・巷での評判も上々ですから、あーそうね、私の頭が固いのね・・ということですわね 😛
この劇場、嘗てはフィッシャー=ディースカウ、ヨーゼフ・グラインドル、ワルター・ベリー、エリザベート・グリュンマー+指揮はカール・ベーム等の綺羅星メンバーでドンジョやってたのよねえ・・そこからすると、随分遠くに来ちゃったもんだなあ・・などと(実際に見たわけでもないのに^^;)妙な感慨にふけっておりました。
もしかしたらまた新しい50年後に、もっともっとぶっとんだドンジョをこの劇場の片隅で見ながら、
今の私のように「嘗てからすると、随分遠くに来ちゃったもんねえ・・」と思いを馳せている日本人女性がいるかもしれません(笑)
その頃には、日本ードイツ間がコンコルド並みの超高速飛行機で、2~3時間で移動できちゃってたりして。
でも、良くも悪くもこれが今のオペラ界のトレンドであるのは事実。良いか悪いか、好きか嫌いかは別にしても、
お客さんの反応の良さを肌で感じましたし、確かにこういうタイプの舞台は、日本ではまず味わえないと思います。
そういう意味では色々イラつくことや、頭を抱えてしまうところもあるけれど、満足の行く舞台。やはり到着日に無理してでも見た甲斐はありました。
幕間にはブレッツェル&アプフェルザフト。そして終演後は近くのスーパー”Kaiser’s”でビールとチーズをちょこっと買って帰り、
正しいベルリンの夜の過ごし方?!を満喫して、お部屋に戻ったのでした。

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2014年5月27日
Besetzung
Musikalische Leitung
Inszenierung
Bühne
Kostüme
Chöre
Choreographische Mitarbeit

Don Giovanni
Donna Anna
Don Ottavio
Der Komtur
Donna Elvira
Leporello
Masetto
Zerlina
Chöre
Orchester

アレクサンダー・ヴィノグラードフ来日のお知らせ

ツィッターファンサイトでは先にご報告させて頂いたのですが、

私が応援しているロシア人バス歌手、アレクサンダー・ヴィノグラードフが、2010年10月のフィガロの結婚以来、4年ぶりに来日します。(11月8日&9日@NHKホール

今回はコンサート。ズービン・メータが指揮するイスラエルフィルの第9なのですが、通常の第9と違い、モーリス・ベジャールの振り付けによるバレエとのコラボ。どちらかというと、第9というよりもバレエの要素が高く、お値段もそれ相当の来日バレエ同様の設定になっています(^^;
ですので、どちらかというとバレエとして注目を集めているみたい。


まあ、彼も第9はちょこちょこ歌っていますが、こういう第9も珍しい機会ですし、面白いかも…と、思い始めています。

遠路はるばる、スペイン・マドリードを経てバリャトリードまで出かけて、コンサートでも彼の声に包まれて、とても幸せな時間を過ごした終演後のステージドアで、直接この話を初めて聞いたので、
ホントに嬉しかったです。ああ、ここまで来た甲斐があったわ・・・と、しみじみ、じわじわと喜びを味わっておりました。
こんな大きなお土産を頂いて帰ってきたわけですから、今回の旅行がうまく行ったと断言できるわけです(笑)

昨日、招聘もとのNBSさんの方でも、晴れて彼の名前がアナウンスされたので、ファンサイトの方で記事を書かせて頂きました。 こちら→→→

ちょっと昨日はテンションが高くて、
そのまま転記するのは少し恥ずかしいので^^; 少し編集してこちらでは少ししっとりと(笑)

コンサートの概要はこちらにも記載しておきますね。

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東京バレエ団創立50周年記念シリーズ第7弾モーリス・ベジャール振付 「第九交響曲」 

会場: NHKホール 

【公演日】
 2014年 11月8日(土)7:00p.m. 11月9日(日)2:00p.m. 11月9日(日)6:00p.m.
出演:東京バレエ団/モーリス・ベジャール・バレエ団
指揮:ズービン・メータ
演奏:イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団
独唱:クリスティン・ルイス(ソプラノ)/ 藤村実穂子(メソ・ソプラノ)/ ペーター・スヴェンソン(テノール)/アレクサンダー・ヴィノグラードフ(バス)
合唱:栗友会合唱団 [合唱指揮:栗山文昭]

【入場料(税込み)】
S席=¥39,000 A席=¥34,000 B席=¥29,000 C席=¥22,000 D席=¥15,000 E席=¥8,000 エコノミー券=¥6,000 学生券=¥4,000 *エコノミー券はイープラスのみで、学生券はNBS WEBチケットのみで 10月10日(金)より発売

【チケット発売】
 2014年7月5日(土)10:00a.m.より一斉発売開始、
 ※NBS WEBチケット 座席選択先行予約(S~C券まで) 6/17(火)9:00p.m.~6/27(金)6:00p.m.
※イープラスでは14/6/26(木)12:00~14/7/3(木)18:00 座席選択先行 14/7/5(土)10:00~14/11/4(火)18:00(11/8分。11/9のマチネ&ソワレ分は11/5(水)まで)一般発売

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コンサートでの短期滞在とはいえ、なんといっても来日は嬉しいし、私にとっては特別のイベントです。

彼が震災後、来日してくれるのは初めて。4年間、ホントに長かった。
もう来てくれないのかと思ってましたし、今の日本の状況を鑑みれば、それは彼の当然の選択だとも思っていましたけど、
他の方々のご贔屓さんたちの来日に関するあれこれを、目に耳にする度に、複雑な気持ちになっていました。

ほんとはね、オペラで(新国で!)再来日とか、この企画+α(リサイタルとか)があると、尚嬉しいんですけど 贅沢を言ってはキリがないですね。
とにかく彼が、もう一度日本の舞台に立って歌ってくれること。それだけでも本当に感無量です。

暫く遠征できなくなるかもな〜と思いながら今回の旅行も計画しましたから、 まさか一年に2度、しかも思い切りサプライズ!で再会できそうな11月が、今から待ち遠しいです。無事来日してくれることを心から楽しみにしています。

 そんなわけで、紹介するのにも気が引けてしまうような破格のお値段ですが、 エコノミー券も10月には出るということですから、
バレエに興味のある方、合唱に興味のある方、第九大好きという方・・・色んな方が足を運んで下さって、 第九で初めて人の声が入る瞬間・バスのアレクサンダー・ヴィノグラードフの第一声を同じ空間で楽しんで下されば・・・と思います。

どうぞよろしくお願いします。