2週間前に私の母(86歳)が事故に遭いました。
ある日の昼下がり、会社に消防署から「●●さんが事故に遭われて▲▲病院に搬送されました」と電話があり、生きた心地がしませんでした
(消防署からの電話だったので最初「火事を起こしたのかしら?!」とヒヤッとしましたが、まさかそんな事故に遭ったとは)
事故というとすわ、車との事故?!と思いがちですが、
買い物からの帰り道、上り坂の歩道をゆっくり歩いていたところ、向こうから無人のベビーカーを押した子供が走ってきて(後ろにはその子の母親と思しき女性と抱っこされた子供がいたらしい)
ベビーカーの手を離したそうです。
とっさに「自分に当たる!!」と思ってよけようとしたところ、転んで側溝に右半身がはまって動けなくなってしまったとのこと。
ベビーカーの親子連れは、溝にはまって動けなくなった母をそのままにして立ち去り、
その後、ウォーキング中の別の女性が助けてくださり、救急車の手配もして下さったそうです。この場を借りてお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。
母は骨盤を3箇所骨折する重傷を負い、約3ヶ月間入院することになりました。
現在も寝たきりで、上半身は動きますが、下半身は動かせません。骨盤骨折の手術は大量出血を伴い、高齢者にとっては非常に危険とのことで、コルセットをつけてリハビリしつつ、自然治癒を待つより他ないとのことです。
86歳ですがリウマチを患っているのと、加齢によって耳が遠くなっていた以外は元気な人で、日常生活も全く問題なく、私も仕事で忙しいのにかまけて家事は殆ど母に任せていて、彼女は家の中でとても大きな存在でした。
このようなご時世なので、面会も禁止されています。
幸い、頭はしっかりしていますから、iPhoneで毎日メッセージのやり取りとFaceTimeをしています。
(ほんと親がスマホ使えると、こういう時に助かります)
夫もとても協力してくれていて、心強いです。
あれから2週間が経過しました。おかげさまで日々理学療法士さんと筋トレに勤しみ、毎日メッセージのやりとりをし、回復に向けて頑張っているところです。
本人が気持ちがあまり落ち込んで、後ろ向きになっていないのが救いだと思っています。
夫も「たとえ車椅子になっても飛行機にも乗れるのだから、もう一度(生まれ故郷の)九州に一緒に行けるように頑張ってもらおう」と言ってくれてますし、今後介護保険等の手続きなどがスムーズに行けばいいな、と思っています。
(これまで使う側として考えたことがなかったので、色々勉強中です)
親がある程度の年齢になれば、転倒や介護の問題はある意味避けられないのですが、来るときは急ですね^^;
むしろこれまで、殆ど手が掛かることがなかったのですから、私は恵まれていると思います。
2週間経って、やっとこのような形で文章にまとめることができました。
まだ書ききれないというか、日々色々思うことはあるのですが、それはまた改めて。