秋たけなわ、奈良・京都では秘仏だ秘宝だの特別公開が目白押しです。
お天気に恵まれた11月初旬、京都市内、奈良市内の有名所はきっと激混みだろうと思い、引越し片付けもだいぶ落ち着いてきたので、南山城地域のお寺の特別開帳へ出向いてみました。
私の知ってる限りの南山城地域の催しには
があります。原則的には11月1日から12日までですが、各お寺によって違いますので確認して下さいね。
このうち、木津川市の
「海住山時」
「現光寺」
「大智寺」
「西念寺」(11月1日〜11日は阿弥陀如来像、薬師如来像のみ、16日〜19日はこれら2体+日光、月光菩薩像、十二神将像が加わります)
の4つのお寺は、重複してどちらの催しのお知らせにも名前が出ていて(このことに気がつくまでにちょいと時間がかかったワ)
京都非公開〜の方では「C 南山城エリア」に属します。
まず昨日出かけたのが、木津川市の大智寺。こんな(と言っては失礼ですが^^;)有名所でもなく、割と不便なお寺にゃ、そんなに人も来ないだろう・・と思ってたら、とんでもない!狭い境内に5人位、お堂の中にも10人位は軽くいた気が・・
皆さんよくご存知なんですねえ。。。
で、大智寺ですが、今から行かれる方は、原則的にお寺の駐車場はないものだと思って頂いて宜しいかと。
実はひっそりあるんですが、道がとんでもなく狭い上(あの「奈良で時々出くわす、車が1台通れるのがやっとの狭さなのに、一通ではないという類の道^^;)
めちゃくちゃわかりにくいです。
この道の突き当りを右に行くと、さらにとんでもなく狭く、急な坂道を上って木津川の堤防沿いの道に出て、国道24号線に当たるんですけど、
ここがまた危ないのなんのって💧
他に大きな道がないので、この国道、交通量がこの周辺ではかなり多いんですが、信号が点滅信号なので、右折でJR木津駅方面に出ようなんてことは思わないほうがいいと思います。しかし、左折して泉大橋を渡ってしまうと、今度は反対方向に戻るところがなかなか見つからないんですよねえ・・
大人しく、JR木津駅前の有料駐車場(昨日見た限りでは、国道24号線沿いのセレパークが60分100円で最安値。バッティングセンター木津川のすぐ横)を使って歩いた方が無難です。天気が良ければなんてことない距離ですので。
仏様は文殊菩薩半跏像と十一面観音像、太子像。文殊菩薩は快慶作「かもしれない」と言われているそうです。お獅子はちょっと作り物っぽい感じなのですが、文殊菩薩はキレイなお顔。
十一面観音像は、お厨子の中で向かって右側に安置されてるんですけどライトも当たっていないので💧よくお顔が見えませんでした^^;
太子像はよくあるタイプのもの。色彩もよく残ってます。
その後、徒歩5分くらいの安福寺へ。こちらは木津川市〜のみの特別開扉だからか、さほど混み合っていませんでした。
阿弥陀如来坐像と涅槃図、そして平家物語の悲劇のヒーロー・平重衡像の掛け軸があります。寧ろこちらのほうが知名度が高いかしら?住職さん自ら「SNSなどにもどんどんアップして下さい!」とのことで、堂内の写真撮影もオッケーという、太っ腹な見せ方です。
因みに、平重衡のお墓と伝えられる塔はこのお寺の境内に。
平重衡首洗池がこのすぐ近くにあります。ここも、原則的には徒歩で行くべき場所でしょうねえ。
柿の木は重衡がいまわの際に、柿が食べたいと言ったことから植えられたそうです。生らない柿のはずなのに、立派に実がついています。
この草むらが首洗池。
この辺りを散歩し、御霊神社直ぐ側のパン屋さんでコーヒーを飲んで休憩していたら、あっという間に夕方に。ということで、午後からのっそり出てきて2つ見るのが精一杯の昨日に引き続き、今日は「現光寺」へトライ。
・・・がっ!
連休初日ということからか(昨日の2つのお寺よりも更に)里山感満載のこの地のお寺の、臨時駐車場もほぼ満車(20台くらいは停められます)ハイヤーに乗り付けてやって来るグループや、あげく、満員の大型観光バスまで来るじゃないですか^^;
えええええ〜〜っ!なんでえ?
徒歩3分くらいの境内に着いたらなんと30人くらいの行列、お堂へは入場待ち^^;
更に大型観光バスの方々まで程なくしてやって来るのは目に見えているので、残念ですが今日はギブアップ。
ふふん、ウチからは近いんだから来週の平日にゆっくり行くわい(*´ω`*)
現光寺の十一面観音坐像は木津川市〜のパンフレットの表紙にも取り上げられてますし、京都非公開〜の方では、朝日新聞の別刷り特集やデジタルページで、有名アイドルさんが南山城のお寺を巡りました〜な感じで取り上げられているのも影響しているのでしょうか、若い女性も確かに多かったような。
関ジャニ丸山さん、菩薩像に感嘆 秋の京都で秘仏めぐり:朝日新聞デジタル
やはり、京都非公開〜の方と重複しているお寺は、特にこの連休中はそれなりの混雑を覚悟したほうが良さそうです。