近畿大学通信教育部図書館司書コースの図書館概論レポート体験記と、科目終末試験の対策についてご紹介します。
*レポートおよび科目終末試験の具体的な解答は掲載していません。
レポートについて
レポート提出から合格まで
1/24提出 → 2/14 合格
返却日数:21日
レポート設題 (2025-2026年度も同じ)
公共図書館を1つ選び、レポートを作成しなさい。以下について記入すること。
-
- 図書館の正式名称と所在地
立地
予算
蔵書数
蔵書の年間増加数
貸出数
業務別職員数(内、過去数年間の採用者数、司書有資格者数)
収容座席数
- 図書館サービスの種類と内容
- 見学先の図書館に期待すること、改良すべき点、全体の感想等
レポート作成の参考に
まずはこちらの動画をご覧になってください。
もう一点、今年の7月いっぱいまでの限定公開だということですが、現行の担当でいらっしゃるY先生が、今年1月に行われたWeb学習相談会でこの科目について、学生の質問に答えながら解説して下さっています。これは近大司書の学生さんには全員見て頂きたいし、永久保存版レベルの素晴らしい動画なので、ぜひ今後も引き続き公開して頂きたいのですが…
(先生のX投稿からリンクを辿って下さいね)
【近大通信で司書資格を取りたい方へ】
是非見てみてください。なんか役に立つと思います。完走に期待するし、応援します!!https://t.co/f73Idu8ZyJ https://t.co/XsJQ1dsBB8— Shoei Yoshiue (@Sakuragiiwakiri) March 5, 2025
いつ着手するか?
「概論」はいわゆる「図書館とはなんぞや?!」という、図書館についてのサワリの科目です。近大の学修推奨モデルプランによれば、一番先に着手するのが良いとのことですが、そうとも言い切れません。
私の周囲でも「先にやった」「終盤でやった」方々とに分かれています。
レポート作成の注意点
レポート成功のための道標
設題集にレポートの注意事項が掲載されています。これに従い、漏れなく記載すればOK。
「概論」の最大のハードル・「図書館インタビュー」とは?!
図書館に電話して、アポイントを取って。。。なんてしなくちゃダメ?!気が重いですよね。
実はわざわざ出向かなくとも、メールでOKです(Y先生もそれを推奨なさっています)
それでも職員のどなたかがお時間を取ってお返事くださるわけですから、負担にならないよう、できる限り自力で調べて、
- 開示データではわからないこと
- 自分独自の質問
についてお伺いしました。
メールインタビューの内容
- 司書資格保有者の人数(職員数は公開されているデータで拾えたが、司書資格保有者数はわからなかったので)
- ボランティアの方の人数と、従事されている業務について
- 今後、指定管理制度や業務委託に移行する予定はあるか?(現状は自治体での直接雇用)
- 相互貸借、広域利用についての疑問点
です。参考までに…
メールする時には、先方に不信感を与えないよう
- 自分の氏名と住所、連絡先(どこのだれべえなのかをしっかり伝える)
- 近畿大学の通信教育部図書館司書コースで学修中
- 必修科目の『図書館概論』のレポート課題で、公共図書館への調査及びインタビューが必須となっており、貴館について取り上げたい
- 頂いた回答は近畿大学へのレポート提出以外で利用することはない
を盛り込みました。
「単館」とは?
「⚪︎⚪︎市立東部図書館」のように、自治体によって複数の図書館を持っている場合、そのうちの一つを選ぶこと。
但し「予算」に関しては、自治体全体でOKとのことです。もちろん分けて計上されているデータが入手できれば、その方がベターでしょう。
「公共図書館」とは?
都道府県立、市町村立の図書館のこと。
国会図書館、大学図書館、学校図書館、公民館図書室はNG。
間違えやすいのが公民館図書室ですが、
- 図書館ー図書館法
- 公民館図書室ー社会教育法
の元にある為。要は管轄が違うということですね。
科目終末試験について
受験日:2025年2月9日
合格日:2025年3月27日
成績:秀(90点)
設問は
「無料貸本屋とはどのようなことを指していますか。無料貸本屋についてあなたはどのように考えますか」
でした。
教科書に該当箇所があります。そこを要約して、あとは自分が現場で働いていた時に遭遇したことや、感じていたことをマッハで思い出し(笑)ダーーっと書き綴りました。それで90点取れたので、試験の出来としても満足しています。
Y先生は、試験でもレポートと同じように始まりは一文字下げて、章立てして読みやすく整えることを求めていらっしゃるので、書き方にも気をつけて下さいね。
まとめ
実は遥か昔、図書館勤務時代に他の通信大学で司書資格にチャレンジ➡️何一つレポートを仕上げることなく挫折した苦い経験があります。その大学でも推奨学修モデルプランでは「概論」がトップで、素直に「概論」から取り組みましたが…
当時、どっぷりと現場で日々の業務に追われる中で「図書館とはなんぞや」と、大義名分を熱く教科書で語られても
と、すっかりやる気を失い、結局そのままズルズル挫折したので💧
なので近大に転校して?!この科目で全力を尽くして、会心のレポートが書けて、先生から高評価を得た+試験も90点取れたことは、学修を通して最も嬉しいことでした。
目標までの道のりにつまづいた時は、時間をあけて、違う道からのアプローチも良いのです。
この記事が、皆様のレポート作成と科目終末試験のお役に立てれば幸いです。
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