ワクワク、ドキドキ、ときめいたと思えば悩んだり。ココロは万年乙女・アラフィフ主婦の愛と勇気と愛しい声と。

170825 読響×ルイージ 特別演奏会@横浜みなとみらいコンサートホール

鑑賞メモ, クラシック

ハズレのないファビオ・ルイージ。暫く生音は聴かなくても、もうじゅーぶん!お腹いっぱいの素晴らしいコンサートでした。

【ドン・ファン】は色気たっぷりの演奏で、何度もぐらんぐらん、音に酔う〜〜〜!という感覚に陥りました。
オペラと違ってオケものは歌や骨格となるストーリーがないぶん、音楽に依る情景描写は聴き手に委ねられるわけで。
そういう意味ではまんまと「ドン・ファン」にたぶらかされたと思います^^;
ふわっ、ほぅ・・・ふぅっ、と音符がふくよかに立ち上るような、甘美な調べ。

ハイドンの【熊】「熊」ってなに!ハイドン先生、もう愉快なんだから〜(*´ω`*)
初めて聴く作品だったので、YTに上がっているカラヤンの演奏で予習してました。
ハイドンは好きですし、その演奏でハマってたので、退屈することはまずないだろうと思ってたんですけど、
よりエレガントで繊細(カラヤン先生ごめんなさい^^;)、室内楽的で、森のなかで熊さん達が楽しそうに遊んでいる様子が見えそうな、牧歌的さも兼ね備えてました。
(後から解説を読んだら、そういう描写じゃなくって^^;
「歳の市などの見世物で、楽器に合わせて熊を踊らせたことからくる連想であろう」ということだから、ラフマニノフのオペラ「アレコ」に出てくる熊と同種のものかあ・・と思った次第です。。。)

ルイージさんはこの作品がお気に入りとのことからか、とても楽しそうに指揮してらっしゃいました。R.シュトラウスよりも編成が小さいんですね。時代的なものかな?

後半はメインの【英雄の生涯】あっという間の45分でした。
ルイージの演奏は、どんな作品でも、弛緩することが一切ないという点に於いては、今聴ける指揮者の中では随一だと思ってます。芸術家であり、職人でもあるんですよね。

R.シュトラウスはオペラにしろ、オケものにしろ、実演で聴くと今までおうちや車の中で聴いていたCDの音だけではなく、全ての音が聴こえてくるので、しのごのいわずに実演聴けよ!ってことなのかもしれません。

音の一つ一つがはっきりと、立ち上って聴こえてきました。オケの演奏会では集中力が切れることも多いんですが、久々に息を詰めてのめり込んで聴き入ってしまいました。

今日は指揮姿がよく見える席だったので、ルイージの手から全身を、ずっとじーっと見てたんですが、振り方が細かいし、いつ何時においても適切。
奏者の皆さんと意思を一つにして、ぐいっとご自身の理想の世界を創り上げる・・・大熱演のその雄姿を近くで観られたのも、嬉しかったです。
ああいう演奏が出来た日は、奏者の皆さんも「今日はいい仕事が出来たなあ〜」と感じていらっしゃるんじゃないかしら?
もちろん、聴き手の私達も「わざわざ行った甲斐があったなあ〜」と、幸せな気持ちで帰路につくことができたわけで。

余談ですが、ルイージを実演で聴いたのは13年振り。(*1)13年前はベルリン国立歌劇場での【ドン・カルロ】で、狙って行ったわけではなかったんですが、当時プレミエで演出で大変物議を醸した上演でした。
この時の指揮がルイージだったんですが「世界最高のオーケストラとは、こういうキレッキレの演奏をするものなのだ・・」とすっかり心酔、
当時アメリカ在住だったこともあって、半年おきにベルリンに通うきっかけを作ってくれたのが彼であり、そういう意味では「我が家の人生に大きな影響を及ぼした演奏家」でもあります。大感謝ですね。

実際の所、その後のリンデンで、当時のルイージよりも著名な指揮者での演奏もいくつか聴きましたが、あの時の「ドン・カルロ」を超えるものは未だになく…
「誰が振ってもああいうキレッキレ」には、ならないんだ・・とも思ってます(SKBはそれでも好きですけどね・笑)

あとはやっぱり、近年のメトのライブビューイングでの演奏かな・・80年代のレヴァイン全盛時代のレーザーディスクに収録されている演奏では、大味だなあと思っていたオケがびっくりするぐらい(!)繊細にドライブされていて、
やっぱりオーケストラって指揮者よねえ・・・と思う次第です。来シーズンはメトへの登場がないのが本当に残念。

でも、日本にはよく来て下さってますし、こりゃ来年は松本のチケットも取らんとあかんかな・・と、ちらっと考えてます♡


なんにせよ、読響のチラシの裏面に書いてあった
【金曜日の15時から約二時間、ご家族や友人とちょっとぜいたくな時間を過ごしてみませんか? 夏の思い出づくりにもぴったりなコンサートをご紹介します】
の触れ込み通り、口うるさいオットも大満足(^^)v家族(=夫婦)で久しぶりに、耳の贅沢時間を過ごせました。きっと明日も笑顔になれることでしょう(笑)暑い中、行って良かったです。

**************
読響サマーフェスティバル2017 ルイージ特別演奏会

2017年8月25日(金) 15:00開演
会場:横浜みなとみらいホール

指揮=ファビオ・ルイージ

R.シュトラウス:交響詩「ドン・ファン」
ハイドン:交響曲第82番「熊」
R.シュトラウス:交響詩「英雄の生涯」

**************
帰りには夕焼けもキレイに見えました。いい一日だったなあ♡

(*1) そっかあ。当時作っていたヤフーのHPの鑑賞記もいつの間にか消えてなくなってしまったのか^^; 蔵出し鑑賞記シリーズに加えなければ・・

ヴァランシエンヌ

通称ヴァラリン。モットーは【チャーミングなオトナのオンナ】 アラフィフ主婦の日常生活や年に一度?!のおっかけ旅行記その他を執筆中です。 昨年秋に10年間の公立図書館パート勤めに別れを告げて新たな人生模索中。 人生のスパイスは愛と勇気と愛しい彼の声。 ロシア人バス歌手アレクサンドル・ヴィノグラードフのファンサイトも運営中:) こちらもよろしくお願いします。 詳しくはこちら Great fan of Russian Bass Singer Alexander Vinogradov & a webmaster of his fansite :)

鑑賞メモ, クラシック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

Time limit is exhausted. Please reload CAPTCHA.