12月15日(日)
母が十二指腸潰瘍の治療から退院して3日目。12月2日から12日までの10日間、殆ど動かず過ごしていたことによる筋力の低下が著しい。退院後は日中の天気が良く、比較的暖かい時間帯に自宅付近を700mくらい一緒に散歩しているけど、明らかに筋力が落ちてるな〜(特に太もも)という歩き方で、何でもないところでつまづいたり、ふらついたり。。。手を繋いで歩いている間も、自分の手に力が入る瞬間が明らかに増えました。
幸い、頭はしっかりしているので、意思の疎通は(耳が遠いけど😅)今までと変わりなく出来ています。
・・・そんな感じでお昼前に散歩を済ませて帰宅→昼食を一緒に摂る。
食後「食器片付けてくるね」「うん」と会話をして、私は台所で洗い物をしていると、なんだかいびき?のような寝息が聞こえたので、キッチンから様子を見ると、椅子の上でうつむいてぐったりしているじゃないですか!!!
慌てて「お母さん!!」と何度も声をかけるも、うんともすんとも言わず…意識を失っていました。
咄嗟にやばい!と思って救急車に電話をしようとするも、母がぐったりしている椅子から3mくらい先のコンセントで携帯を充電中。母から手を離したら椅子から落ちてしまうのではとヒヤヒヤしながら一旦母の体をぐいっと反対側に押し戻し、その隙に携帯を手に取り119番。電話している間にぼんやり意識は戻りましたが、救急車にはそのまま来てもらいました。
「救急車を呼んだから」と言うと「トイレに行きたい」と言いましたが、トイレまでは5mくらい。歩けるか?!
救急隊の人が来るまで待てないかと聞きましたが、今行きたいと言うので、ふらつく母を引きずるようにして、なんとかトイレまで連れて行き、ズボンと下着を下ろして座らせました。
その間に救急隊の人たちが来たので事情を説明していると、トイレから立ち上がった様子が窺えたので彼らに母の移動をお願いし、私も支度をして救急車に乗り込みました。後から母に聞いたら、階段では母をおぶって下ろしてくれたとのことでした。
救急車の中で血圧を測ってもらっている数値を聞いてびっくり。上が91、下が60…とは?!
というのも、母は若干高血圧気味で、上が100を下回ったことは私の記憶にはありません。むしろ、この10月上旬の人間ドックでは200を超えたこともあり、何度も測り直してようやく170くらいに落ち着き、検査の続行がようやく可能…なんてこともありました。入院中も160〜170を推移したりとかだったとのことなので、91は低すぎるな。。。と。
先日まで入院していた、徒歩15分、車なら5分の総合病院へ再び搬送。はー😮💨
この日は日曜日ということもあって、この辺では唯一の総合病院には次々と救急患者が搬送されてきます。
なぜか母が救急搬送されるのは土日の昼下がりばかりで(前回も土曜日だったし、3年前に転倒骨折した時も土曜日だった)
前回の救急の先生は(頼りなかったけど😅)最初にきちんと挨拶してくれ、検査してみますね、とか、今から点滴します、など、看護師さん共々声掛けをして下さったのですが、今回は処置室に連れて行かれたきり、なしのつぶて。。。
搬送された時には意識は戻っていたけど、意識を失っていた時間は3分くらい。こんなことは初めてで、むしろ前回の「鳩尾が痛い」と言って救急車を呼んだ時以上に怖かったです。これまでに感じたことのない怖さでした。
そんなこんなで約1時間半後。ようやく医師から「原因不明だけど、一時的な脳虚血反応と脱水症状」との説明。この前の十二指腸潰瘍との関連はないけど、10月の脳ドックの結果、年相応の小さな脳梗塞もあるから、こういったことで脳梗塞につながる恐れもありうるので、とのこと。
担当の医者は非常勤で、この病院の状況はわからないけど(は?)明日以降また脳神経外科を受診してと。
「明日脳神経外科はやってるんですか?」と尋ねると「だから!僕は非常勤で状況がわからないから!色々調べたけど、何もわからない!」と逆ギレする始末。。。なんじゃこの非常識な非常勤医師は💢
こんな風では、次回こういった症状になった時の対処法すら聞けないじゃん!血圧が下がっているけど、降圧剤は明日飲まない方がいいのか?なども聞いておきたかったので、近くにいた看護師に声をかけても「ちょっとお待ち下さい」の一点張りで、こりゃあかんわ。。。と病院を後にしました。
12月16日(月)
午前中ハローワークの認定日だったので夫に頼んで母を再び病院へ。夫に事情を説明しておいたけど
「申し送りも何もなかったみたいで、受付にも時間がかかったし、おまけにこの症状ならば脳神経「内科」だった」と連絡がありました。
ハローワークの手続きが終わって病院へ行き、夫と交代してひたすら名前を呼ばれるのを待つ。待つ。待つ。。。
実は救急搬送時の待ち時間に色々調べていて(「高齢者 食後 意識 失う」などで検索した)「食後低血圧」に行き当たってまして、夫とも「これじゃない?!」と言ってたのです。
とのこと。もし同じような症状を目の当たりにしてびっくりなさった方がいたら、お役に立てれば幸いです。
今回はこれで解決したのですが、血圧が不安定なのが気がかりなのと、いつ何時ふらつくかが心配なので、本人は「大丈夫よ」と言う夜間のトイレも3、4時間おきに時間を決めて起こして連れて行く・・という形を取っています(行きたくなったら起こして、と言ってましたが、それだと遠慮する可能性の方が高いから時間を決めたら?と夫が提案してくれました。今のところ、彼も一緒に起きてくれています^^;)
はー。
介護って、認知症とか寝たきりの方だけではなく、あらゆる高齢者を近くで見ている全ての人々に、ある日突然起こりうることだと言う現実を、しみじみと思い知らされています。世の中にはもっと状態が悪化した親御さんを自宅で介護なさっている方がたくさんいらっしゃると思いますが、「意思疎通OK,自力歩行(杖あり、要介添)OK」でも、目が離せない…と言う状況はやってきます。
正直なところ、入院中の方が遥かに気楽でした。母が退院してからの私の生活は、母のペースに合わせる生活に一変したと言っても過言ではありません。
。。。ま、なんとかなるだろう、この程度のことで参るわけには行かない・・・と言い聞かせながら、手探りの状況がいつまで続くことやら。