まさかのトーキョー大雪の煽りで出発できねえ😱とか、ドキドキもたくさんありましたが
無事本年の遠征を終えて、本日帰国しました。
今回のメインの行き先はスペイン・アンダルシア地方のヘレス(Jerez de la Frontara)という小さな町。
ここを知っている方は、乗馬かシェリー酒、そしてフラメンコに造詣のある方でしょう。
セビリアから100キロくらい南へ、そしてジブラルタル海峡まで100キロくらいの場所に位置しています。
スペイン語は一言二言、英語力も年々後退していておぼつかない中、こんな遠くまで、よく無事に行って帰ってきたもんだとしみじみ感じます。
今回もたくさんの方々に助けられ、見えざる手、力に守られていると思いました。私の1人旅は全然カッコいいわけじゃなくて、失敗ばかり、つまづいてばかりです。
スペインの良いところは、そういうとこもゆるっと許容してくれるというか、懐が深いというか。それは首都マドリードでもそう感じるのですが、
人生に行き詰まり、何もしたくなくなって、ぼんやり太陽と戯れたい…そういう気分になったら、ヘレスのようなアンダルシアの自由闊達な小さい町に行きたくなる…そんな暖かい空気に溢れる、素敵な街に滞在できたことを心から嬉しく思ってます。
ここへ導いてくれたのは、もちろん私の最愛の歌声を持つ素敵なバス歌手、アレクサンドル・ヴィノグラードフ。2年前のドイツ、エッセンでの「ファウスト」のメフィストフェレスで彼のメフィストにすっかり魅了され、もう一度彼のメフィストを見たかったのが一番の理由です。
でも、(少なくとも私は)名前も聞いたこともない、遠いスペインの南の街へ行くのは、流石に躊躇いがありました。
しばらく、奈良&お寺遺跡記事はお休みして、私の素敵スペイン旅行について、ゆっくりまとめて行こうと思います。
お付き合い頂ければ幸いです。はっぱかけてください(笑)