ワクワク、ドキドキ、ときめいたと思えば悩んだり。ココロは万年乙女・アラフィフ主婦の愛と勇気と愛しい声と。

カルメン@LAオペラと、ファンサイト開設12周年

アレクサンドル・ヴィノグラードフ

9月に入り、オペラ界も新シーズンがスタートしました。私が応援しているアレクサンドル・ヴィノグラードフも、9月9日、LAオペラのシーズンオープニングの「カルメン」エスカミーリョで幕開けです。

ここんとこプライベートでバタバタしてて、すっかりライブ放送の予定を見逃していた私。おまけにその前後数日間、家を空けていた為に「録音出来ないよーー;」とツイッターで騒いでいたら、ちゃーんと救いの手を差し伸べて下さった方々が複数名。
ありがたいことです。今シーズンの予定を眺めてると、次の放送の予定はもしかしたらもう、来春のルイザ・ミラーとルチア@Met(デビューだよん)までないかな?!という感じなんですけど、もし今回のように情報を取り逃がしていたら、ご一報下さると嬉しいです。

そのLAオペラでの「カルメン」ですが、んー。良くも悪くもアメリカの演奏・・・大味、弛緩気味で、私がカルメンの演奏に求めているエキゾチック感とか、高揚感、弦楽器のはっとするような美しさは、遠いところにある気がしました。

彼は持ち役の中で、一番回数多く歌っているのがエスカミーリョで、ここ11年の間で、ほぼ毎年1回は歌ってるんですが、放送にかかることは滅多になく、これまで放送された演奏は、
2006年ベルリン(ロールデビューから半年後)
2007年新国立劇場(来日したので散々観ている)
2012年フェニーチェ
・・・と、今回(2017年)のLAと合わせて、4回しかないんですね。初期の頃に立て続けに放送されたのに、その後は5年に一度のペースという・・・💧

キャリアも中期に差し掛かってきて、同じ役を複数回聴く機会(殆ど放送を通じて、ですが)も増えてきましたし、
大概、後からの放送音源のほうが、歌の完成度等も高くなっているが故、好んで聴いたりしているんですが、
この役だけは、初期の頃の2つの音源の方が今でも好き・・・

10 years ago @ NNT,Tokyo,2007

まあ、2006年のベルリンの演奏は、彼がオペラのまともな役(=チョイ役でないという意味)での初めての音源、映像でしたから、浴びるほど聴いて観てますし、
2007年の新国立劇場でのはねえ。。。実演6回コンプリート、当時はTVでハイライト放送と全曲放送と、2回も放送の機会もありましたし、散々観て聴いて。それに、色々な意味でも思い出深い公演ですから、私のセンチメンタルバリューも多分に強いのは認めます。

この2つの刷り込みが強い(それも、かなり強力に強い)せいか、最近の彼のエスカミーリョって、なんとなく違和感が拭えないんですよねえ。。。
私は元々、エスカミーリョって紙のような薄っぺらい男の役だと思ってて、え〜これを持ち役にしたの?!と、当初はとても懐疑的だったんです。
でも、彼のエスカミーリョは、それまでの胸毛モサモサで、マッチョなんだけど、チャラい(←)イメージを覆すような・・・
生真面目で、ストイックで、惚れた女には(時が熟すまで)指一本触れないんだ・・的な禁欲さと、どこか飄々としてるくせにエレガントなエスカミーリョは、役の本来のイメージとちがーう!と思いながらも、脳天(と子宮)にダイレクトに響いてきて、翻すように惚れ込みました。

最近の彼のエスカミーリョは、ステレオタイプに近づいているのかな、という気がします。
「んー、もみあげ似合うようになったね」
ってのが今回の印象でしたから^^;;;;;
台詞部分での口説き方とか、スケベオヤジのような雰囲気もあったり💧
放送では、観客の笑いを誘ってるのも聞き取れましたから。その方が多分、真っ当なんでしょう。

・・それはそれで、嫌いじゃないけど、でも・・うん。上手く言えないんですけど
彼の他の持ち役と比較しても、この役は表現の伸びしろが少ないのかもしれません。
まあ、フィリッポとか(ラフマニノフの)アレコやマラテスタみたいなシリアスな役の方が、彼の性格的にも向いてると思うし、メフィストのような、全てを内包しているような役みたいな多面性も含んでないですしね。

夏頃にツイッターで「エスカミーリョは大枚はたかれてもやりたくない役ナンバーワン」という書き込みをちら見して、ムッカー!とプンスカしてたんですが、それも一理あるのかな・・とも思います。

最近のカルメン上演って、トンデモな演出も増えてきてますし、どっかのカルメン映像では、エスカミーリョは首輪でつながれた四つん這いの奴隷を引き回し、殴る蹴るの暴行を加えながら「闘牛士の歌」を歌ってたのを観た時には
「ちーがーうだろー!」(ト●タ△ユコさん風^^;)と叫んでましたから💦

(これも上で書いたような「多面性の表現」なのかもね・・・モダン演出では色々やってみたくなったとしても、カルメンではよほど上手くやらなければ成功しないと思います。エスカミーリョも含めて、カルメンって理性<本能で聴くオペラなので、謎解きとか「え?」っていう引っかかりがあると全く楽しめなくなっちゃう)

好きなんですよ、なんだかんだ言ってもエスカミーリョ。本能で萌えない役なら、こんなに講釈たれたりしませんもん(ライモンドとかライモンドとかライモンドとか^^;;;;;)

10 years later, @LA, 2017 Photo by Ken Howard / Los Angeles Opera

傍から(いちファンの立場から)写真を見てる限りでは、あんまり好きじゃない役だと言ってる割には、すーっごく楽しそうに歌ってるように見えても、ずーっと歌っていると、飽きも来てるのかなあ。。。

そんな所作はオクビにも出さないようにしているとは思うけど、ラジオでは微かにそういうとこも聞き取れたり・・
映像とか、実際に舞台を見てると、トータルでよし!ってなりますけど、音だけってごまかしが利かないから。
新鮮な気持ちを保つことは、新しい役に対するモチベーションを上げるのと同じくらい大変だと思うんだけど、「初心忘るべからず」だよ、ヴィノグラードフさん・・

と、思ったりしたのでした。

(9・16追記)
ごめんなさい、これ観て惚れ直しました^^;

ははは、生意気言ってごめんなさい・・かっこいいわやっぱり(笑)懺悔してひれ伏したくなりましたw
口説き方、すごく自然で嫌味がなくてユーモアがあって(この仕草のやり取りに観客は笑ってたのね。。。)

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さて、新鮮な気持ちを保つのはなかなか難しい・・、この言葉、そっくりそのままワタシもです^^;
タイトルにも書きましたが、ヴィノグラードフのファンサイトを開いて、先日(今年のオープニング・9月9日が開設記念日)12周年を迎えました。

毎年この時期にはああだこうだと色々書いているんですけど、クラシック音楽もサイト制作もド素人のくせに、えっらそうにw(細々とですが)やってこれたのは、
人生変えてしまうほど^^;(あながちオーバーではないw)惚れてしまった歌声の持ち主に、初期の頃から歪んだ情熱を注いでいる私の変態道の成果?!と
ファンサイトに直接ご訪問して下さる方ばかりではありませんが、今回の放送での一件のように、ゆるーく、ネットで繋がっている方々からの暖かな支えです。
この場を借りて、改めてお礼申し上げます。ありがとうございます。

ヴィノグラードフと出会って13年、直接面識を持つようになってちょうど10年になりますが、私も図々しいことばかり言ってないで^^;
出会った頃のときめきを忘れないように、彼に対する敬意と感謝を常に心に留めて、これからも極東の地から、私の出来る範囲で細々と活動して行く所存であります。

彼は私の全てではないけれど(そうだったらどんなに嬉しいか!でも、私には私の生活、家族がありますから)紛れもなく、私の一部を形成しているのは、疑いようのない事実。

今後ともどうぞ、宜しくお願いします。

ヴァランシエンヌ

通称ヴァラリン。モットーは【チャーミングなオトナのオンナ】 アラフィフ主婦の日常生活や年に一度?!のおっかけ旅行記その他を執筆中です。 昨年秋に10年間の公立図書館パート勤めに別れを告げて新たな人生模索中。 人生のスパイスは愛と勇気と愛しい彼の声。 ロシア人バス歌手アレクサンドル・ヴィノグラードフのファンサイトも運営中:) こちらもよろしくお願いします。 詳しくはこちら Great fan of Russian Bass Singer Alexander Vinogradov & a webmaster of his fansite :)

アレクサンドル・ヴィノグラードフ

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