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181216 良弁忌@東大寺

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私も出勤前に夫と一緒に行ったんですが、このところ疲れ果てていて^^;文章を書く気力が湧かない〜〜;とブツブツ言ってたら
代わりに書いてくれました。
(というか、彼は最近マメに日記を書いているので、発表の場が欲しいのかも(笑))
宜しければドウゾ。

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12/16(日)は良弁忌でした。
俊乗堂の快慶作三尺阿弥陀、重源坐像、愛染明王、法華堂の執金剛神、開山堂の良弁坐像の特別開帳。

これだけの傑作に一度に接するのは少し重すぎるかなぁ等と贅沢な感想を抱きつつ先ずは2月堂のテラスへ登ると、
目下の開山堂の前は長蛇の列。法華堂に回るとやはり長蛇の列。
頼みの俊乗堂を覗くと内部は鮨詰め状態、もう入れません。
偶々休日でしたね。

仕方ないので、7/5(木)俊乗忌の日記を下記に示します。

「流石に快慶、繊細、精緻そして優美だ。」
夏の暑い盛り、汗ばんだ脇の下も気にせず、阿弥陀立像の前に立っていた。
重源の命日、東大寺、俊乗堂の中にいる。

自分の言葉が門切り型である事は残念だが、仕方がない。正直な感想である。
こちらは、快慶が沢山作った三尺阿弥陀像の一つで、重源の引導仏とのこと。
写真では黄金色が鮮やかだが厨子の中の実物は少し、くすんで見える。
すっきりとした曲線で全体が構成されている。精緻な截金も見える。

奈良の博物館で僧形八幡神を見たときと似た感覚がよみがえってきた。
明るく、高貴で、軽みのある厳粛。
中央には重源上人坐像。これは凄い。人格を感じる。

当日お坊さん曰く、作者は特定されていないけれと、我々は快慶作と思っている。
これを聞いてすっかり嬉しくなってしまった。そうですよね、そう考えるのが自然ですよね。
重源上人坐像は精神性が高いので、きっと運慶作だなんて言う人が時々いて、失礼な感じ。
一口に快慶と言っても色んな仏像を作っていて、決めつけはいけないよね。

重源が衰弱し、この三尺阿弥陀と紐で繋がり、極楽をイメージしつつ亡くなった訳ですね。
私も同様に意識が遠くなってゆくことを想像してみようとしたが、うまくゆかなかった。

「仏像が美しくても、さすがに死への恐怖を和らげることは出来ないだろう。」

信仰心の欠如というところでしょうか。
大仏殿より大分高台にあるこのお堂の扉は開け放たれており、風が緩やかに吹込んできた。

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私もツイートだけでもw

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