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160206 アイーダ@エッセン・アールト劇場

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最初にこれ書いちゃおう。

2月4日〜8日朝までのエッセン滞在中、見られるオペラ(隣のフィルハーモニーでも色々目白押しだったんですが、私好みの曲ではなかったので断念)は、4日と7日のファウスト×2の他に、6日にアイーダがありました。

けど、現地に行ってからの体力次第で決めてもいいかな・・再演だし、売り切れることもなさそうだし・・と思い、結局当日のボックスオフィス開錠とほぼ同時に買いました。土曜日は15:00ー開錠でした。

ボックスオフィスは建物の中にあります(直前にネットで申し込んで現地引き取りの場合もここ。因みにここのハウスは、ネットで事前に申し込んだ場合、郵送でチケット送られてきます^^;セルフプリントじゃないの)

「今晩のアイーダのチケット1枚欲しいんですが」と売り子のおばちゃんに言うと
パソコンを叩いて残席状況をチェックしてくれて、シート表をこちらに見せてくれて
「この辺とか、この辺が空いてますよ」と教えてくれます。
↓こういうのね。
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4日のファウストは2階の右エリアの真ん中に近いところの1番前。ここは音響もいいし、舞台もよく見えたんですが、人によっては手すりがもしかしたらちょっと邪魔になるかもね・・という感じでした。
そのときに、1階の後方よりかは2階の後ろの方が美味しいかもね・・と思って目星をつけておいた2階の左エリアの3列目(つまり一番後ろ)の左から4番目にしました。

うふふ。この席にして大正解(^m^)

歌手は、タイトルロール以外はまずまず・・
中でもアムネリスが一番良かったです。ネコ顔で貫禄充分、赤いドレスがよく似合っていて、かっこ良かったなあ〜〜最初は少し声が出てない感じだったけど、だんだんノッてきて、
アイーダに詰め寄るところくらいからは、もー彼女の独壇場。

彼女に押されっぱなしのアイーダは、黒人系のソプラノさん(よって、過度にメイクしなくてもアイーダ感はばっちり)で、アムネリスよりも低いんじゃない?という感じのくぐもった響きで、残念ながらアイーダに与えられている旋律美を堪能・・というにはほど遠く・・・
また、ピンクのドレス(ビスチェ)の胸元のサイズが全然合ってなくって
(注:胸が小さいわけじゃないんだけど、きちんとサイズ合わせればいいのに、なんかパカパカ浮いててすごく気になった ← すみません変なところ突っ込んで💧)
なんだかちょっと可哀想な気もしました。。。

ラダメス、まああんまり深い役じゃないし(ごめんよ)もう少しニュアンスがあると、もっといいけど、こういう大声は聞いていて気持ちがいいので◎みたいな感じでした。
(実は新国やシラー劇場で聞いたことのある、ガストン・リベロだった・・やだ、ぜんぜん気がついてなかったよ^^;)

ランフィスは、見た目はクールな感じでいいんですが、やっぱりね・・・声が浅いし、もっと旋律を大事にして欲しいなあ(脳内ランフィスが鎮座しているのでつい厳しくなるw)

・・とまあ、歌手に関してはこんな感じで、多少の凹凸はあったんですが、舞台は色々と工夫が凝らしてあり、世界中のあっちこっちで上演されつくしているアイーダですけど、こういうのもアリだよねえ、と思いました。

その工夫の一つが「凱旋の場」(プレミエ時のプレスフォト。歌手陣は今回と違います)

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Fotos: Saad Hamza

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Fotos: Saad Hamza

舞台上は20世紀前半のベルリンですか?みたいなレビューっぽくって、「ポンキッキ」のガチャピンみたいなもじゃもじゃした入れ物?に入ってたおねーちゃんたちとか、負傷兵とか、動物の着ぐるみを着て(着せられて)いるものとか、ワニ男とか、その他もろもろ・・最後はアモナスロの軍の捕虜たちがポリネシアンダンサーみたいなカッコで出てきたりとかで、わけわからん感ありありだったんですが^^;

男声合唱がーーーーーーーー!
特にバス合唱がーーーーーーーーーー!

2階の左サイドのバルコンの通路(つまり、私の席の真横!!!)に来て、そこから舞台に向かって歌ったの!!!
↓この通路の部分
DSCN3226

すぐ横で歌われるので、音楽的な響きとしてはかなりアンバランスになるんですが、
一番好きな低い男の声じゃなくても(どさくさに紛れてコクってみるw)
束になった低い男たちの声が真横でずんずん。これほどのボディソニックは、なかなか体験できるわけじゃありません!!

も〜〜これを33.55ユーロ(日本円に換算して4000円ちょっと?)で聴けた(見られた)のですから、あの席にして本当に良かった。何も文句はありません。

・・そんなわけで、3幕以降はアムネリスが更に素晴らしかった、ということと、4幕のアイーダとラダメスのデュエットシーンでは、遠近法をうまく使って舞台がすっごく長く遠く感じられたこと・・の2点が印象的だったことにとどめておきます。

はー。しかしすごいですな。生の合唱の声の力って。。。

DSCN3224

《旅行中のツイートより》

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アイーダ@エッセン・アールト劇場
2016年2月6日 2階バルコニー席3列目の左から4番目の席で鑑賞

Musikalische Leitung Yannis Pouspourikas
Inszenierung Dietrich W. Hilsdorf
Bühne und Kostüme Johannes Leiacker
Choreinstudierung Patrick Jaskolka

アイーダ:Kelebogile Besong
アムネリス:Helena Zubanovich
エジプト王:Baurzhan Anderzhanov
ラダメス:Gaston Rivero(←2014年に新国のカルメンに出てて、同じ年の5月にシラー劇場の「ドン・カルロ」も聴いてた・・実は上演中はぜんぜんキャストを気にしてなかったので、これを書く算段になって気がついた・・^^;ごめんね)
ランフィス:Tijl Faveyts
アモナスロ:Heiko Trinsinger

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